※暗いです
初めて、夜八時なんて時間に衝動的に家を出た。
それでも頭のどっかでは「締切守らなきゃやばい」と冷静に考える自分がいたので、
お金とスマホとiPadを持って車に乗った。
ここしばらく、インスタで楽しくやり取りしたり忙しく副業に勤しむ傍ら、どんどんどんどん消えたい、消えたいって思いが増幅していた。
仕事のミスは相変わらず減らず、基本優しい上司からは時々「そんなこともできないの?!」というような空気を感じる。
寝不足で朝はしんどいのにみつけは最近早朝起きが定着していて、朝食を投げ捨てるみつけに八つ当たりしてしまったり、相手をする余裕がなくてしばらく電車の動画を見せて死んだように眠ったり。
一番楽しめるはずのSNSでは、私以上に頑張って成果を上げてる人達への羨望と嫉妬で辛くなったり。
そんな中で、とにかく消えたい、死ぬ勇気はない、だから泡みたいにパチンと弾けて消えられないかな、でも私がいないとみつけが可哀想かな、いや実家も義実家もあるし大丈夫かな、なんて馬鹿なことをグルグル考えながら副業の締切に追われていた矢先。
その日は日中にも何かと色々あったんだけれど、最終的なきっかけとなったのが、私が組み立てを間違えた故にみつけの三輪車の取っ手が外せなくなってしまったという失敗。
それまでは家族三人で夕方のお散歩を楽しんでいたのに、一気に空気が冷えきった。
こういう時夫は「仕方ないよ」とか「大丈夫?」とか絶対に言わない。
私が落ち込んでいるのを察すると頭をバリバリかいてイラつきを全面に出してくる。
パパはイライラ、ママは絶望して俯いててどちらも構ってくれないからグズって騒ぐみつけ。
なんとかみつけの相手をしようとするけどつらくてつらくて耐えられなくて、泣いてしまって。
夫は流石に近寄ってきたものの、もちろん俯いて無言。
みつけは突然泣き出したママを見て最初は笑っていたのに、
次第に私の顔を覗き込みながらまま、ままと泣き出した。
私の膝によじ登って、泣いてた。
それがまたつらくて、こんな自分が嫌すぎて、
夫がみつけをお風呂に連れていったのを見届けてから、
衝動的に家を出た。
適当にその辺をドライブしようかな、とも思ったけど、やっぱり締め切りへの不安があって、
結局カフェに向かおうか、と考えながら踏切に差し掛かった時、
本当にほんの少し、嫌なことを考えた。
が、ちょうどその瞬間、踏切が鳴り出して。
本当に無意識に
「あ、みつけに見せてあげたいな」
と思って。
そしたら、みつけと絶対に離れたくない、と本当に心から思えて、
結局そのまま大人しくカフェに入った。
泣きはらした目でボサボサの頭で適当な格好で来店した私に、高校生らしき店員のお姉ちゃんはドン引きを全面に出しながら接客してくれた。
夫からは家を出てすぐとカフェに入ってからLINE電話が入っていたが拒否して、
メッセージで
「近くで仕事してくる」「今電話できない」
とだけ伝えたら、既読すらつかなかった。
きっと寝かしつけに入ってそのまま寝落ちたんだろう。
ほんとは、心配した夫が店まで探しに来てくれたりとか
「どこにおるん?!大丈夫?!」
とか沢山LINEしてくれたりとか
そういうのを期待したけど、そんなことある訳もなく。
結局普通に作業して、普通に帰って、普通に仲直りした。
そんだけの日記。
消えたい消えたいって思ってるのにみつけのためには絶対死ねないとも思ってしまう矛盾。