



















都内で3人の子育てをしているアラフォー主婦です。
三井ホームで狭小3階建て注文住宅(敷地約22坪・延床約32坪)を計画しています。
家作りの備忘録としてブログを書いています。
都内でマイホームを検討する方のご参考になると嬉しいです。
コメントや質問も出来る範囲でお答えします!
敷地についての詳細は→こちら




















今回のマイホームはほぼフルローンでの購入になります。
我が家は以前は共働きで、少し前まで私はワーキングマザーでした。
そんな私が、なぜ住宅ローンという莫大な借金を抱えるのに、退職して専業主婦になったかというお話です。
我が家には3人の子供がいます。
保育園や学校(放課後は学童クラブ)に行くと、必ず感染症にかかってきます。
3人が順番に発熱というのもめずらしくないことでした。
その度に毎回毎回休んでいたら仕事になりません。
しかし、私の実家は遠方で、義実家は他界しているため祖父母に預ける事もできず、訪問型病児保育サービスを利用していました。
訪問型病児保育は、急な発熱にも対応してくれて、通院代行も行ってくれます。
共働き核家族の強い味方でした。
福利厚生による割引や区によっては利用料の補助があります。
体調不良以外にも学校行事や保護者会、PTAの当番等でも勤務の調整が必要です。
帰宅後から就寝までの3時間は、いつもバタバタしていました。
保育園の時はまだ帰宅してから、ご飯とお風呂と歯磨きを澄ませて寝かせれば良かったのですが、小学生になると宿題を見たり、翌日までに準備しなければならない物があったりともっと大変になりました。
とにかくいつも忙しくて、子供の相手をする時間もあまりなく、『本当にこのままで良いのだろうか?』と思うこともありました。
私は、独身時代から出産後も育休復帰して働くのが当然だと思っていました。
夫は、『どっちでもいいよ。仕事を続けたいなら応援する。でも、働かない選択もできるのは羨ましいね。俺には働かないという選択肢はないからね。』と言っていました。
その時は、何だか辞めたら負け(何に?)なような気がして、働き続ける選択をしました。
都内の保活は大変だと聞いてはいましたが、実際に本当に大変でした。
夫の勤務形態のために点数が引かれたり、認可保育園に入れなくて認証保育所になったり、兄弟が別々の保育園になってしまったり。
それでも、何とか子供の預け先を見つけて復帰しました。
上の子2人が保育園の時は、夫がフリーに近い勤務形態だったため、送迎や急なお迎えはほぼ夫が担当していました。
3人目の育休復帰時(またしても兄弟別園)には、夫も常勤職員として勤務していたため、送迎もお迎えも夫婦で協力する事になり、それまで夫にかなり負担をかけていたのを実感しました。
私の勤務先では、育休復帰する職員が増加した事を受けて、『育児ママ研修』というのを実施するようになりました。
内容は、女性管理職による資生堂ショックの話であったり、ママ職員同士のグループワーク、時短勤務を卒業した先輩達の講演会等でした。
『ママもキャリアアップ』という名目でしたが、当事者のママ職員達は『現状でもアップアップ』で、管理者との意識の違いを感じました。
そして、先輩達の講演会ですが、実家がすぐ近くにあったり、義実家と同居だったりと、フルタイムの支援体制バッチリな方ばかり。
頼る先のない核家族で3人の子育てをしている我が家には、参考になるポイントはありませんでした。
私にできるのは、前述の訪問型病児保育サービスを利用したり、子供の行事関係の勤務調整を夫と折半したり、行事に合わせて実家の母に上京してもらう事くらいでした。
日々の業務に忙殺されて、『キャリアアップ』へのモチベーションが上がる事もなく、過ごしていました。
末っ子が幼稚園に入る前の2018年(勤続16年目)の夏に、もし今仕事を辞めたらどうなるだろうと考え始めました。
そこで、私が働く事による我が家の利益について考えてみることにしました。
私が働く事による収入
・私の給料(常勤、時短勤務による減給あり、時間外手当なし、休日手当なし)とボーナス
私が働く事による支出
・私の社会保険料
・私の所得税
・私の住民税
・私の職場の交際費
・保育料
・学童クラブ利用料
・訪問型病児保育年会費、月会費、利用料
・急なお迎えや通院、公共交通機関のトラブル等で必要になるタクシー代
・夫婦のランチ代(お弁当との差額)
・忙しい時の外食費(宅配ピザ等を含む)
月によっては支出の方が多いこともありました

要するに経済的な有益性はほぼなかったのでした。
(注:これはあくまで我が家のケースで、勤務の調整や有休取得が容易な方や、近くに育児に協力してくれる祖父母がいらっしゃる場合は、当然ですが働いた方が収支はプラスになります。)
これに加えて『家族で過ごす時間』も削られているので、何のために働いているのか分かりません。
仕事自体は好きでした。
がんばれば続けられない事もなかったと思います。
でも、『仕事に打ち込むのは今じゃない。子育てはもう二度とできない。』というのが、私の出した結論でした。
夫は仕事を続けると言った時と同様に、今の私の気持ちを尊重してくれました。
マイホームの計画が始まったのも退職を決めたのと同じ時期です。
そして、今度は未知の世界『幼活』が始まりました。
説明会や手続き関係が全て平日の昼だったので、勤務の調整が大変でした。
プレ幼稚園の申込みはすでに終了していました。(申込みできても行けませんでしたが…)
保活ほどではありませんでしたが、新居の一番近くの幼稚園は倍率が高く、補欠になってしまいました。(在園児・卒園児の兄弟やプレに通っていた子が優先だったようです。)
幸い、併願したその次に近い幼稚園に合格できて、今のマンションからもそれほど遠くないので、4月から元気に通園しています。
初めて『幼稚園ママ』になったので、3人目なのに1人目ママ同様に不安の多い日々です。
退職後、友人達に『専業になってどう?』と聞かれますが、まだ専業経験が浅いため、まだ実感がありません。
とりあえず、マイホームブログを書く時間はできました

夫のお弁当も作れるようになりました。
幼稚園はお迎えが早くて、行事も多く、疲れる事も多いです。
慣れていない環境に変わったので、よけいに大変に感じているところもあると思います。
子供達と過ごす時間は確実に増えました。
仕事をしていた時は、鍵っ子だった小学生の娘が『お帰り~!』と私の帰宅を迎えてくれていましたが、逆に今は元気な『ただいま~!』が聞けるようになった事が幸せです。
土日に詰め込んでいた子供達の習い事も平日に行けるようになり、土日にゆっくり過ごせるようになりました。
子供が熱を出しても、一緒にいてあげる事ができます。
長々と書いてしまいましたが、少し落ち着いたら扶養内でパートをするかもしれませんし、子供達が大きくなって教育費が足りなければ、またフルタイムで働くかもしれません。
第一子の息子はもうすぐ10歳で、家族全員で過ごせる時間はもうそれほど長くないかもしれません。
引っ越しと転校もあり、子供達も大変ですが、新居でなるべく多くの家族の思い出が作れれば、と思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!