特殊レジスタSDはシーケンサ内部で仕様が決まっている内部レジスタです。
したがってシーケンスプログラム上で,通常の内部レジスタのように使用することはできません。
ただし,必要に応じてCPUおよびリモートI/Oユニットを制御するためにデータを書き込むことはできます。
特殊レジスタに格納されるデータは,特に指定がなければBIN値で格納されます。
番号 名称 内容
SD0 診断エラー 診断でエラーが発生した時
BINコードでエラーコード
が格納される
SD1 診断エラー SD0のデータが更新された
発生時刻 年(西暦の下2桁)と
月をBCDコード2桁で
格納される
SD2 SD0のデータが更新された
日と時を
BCDコード2桁で
格納される
SD3 SD0のデータが更新された
分と秒を
BCDコード2桁で
格納される
SD4 エラー区分
0:なし
1:ユニットNo/号機No/
ベースNo
2:ファイル名/ドライブ名
3:時間(設定値)
4:プログラムエラー箇所
5:系切替要因
6:トラッキング容量超過
7:電源No
8:トラッキング通信での
通信データ種別
SD50 エラー解除 エラー解除する
エラーコード を
格納する
SD53 AC/DCダウン CPUユニットが演算中に
検出 入力電圧が定格の
85% (AC電源)/
65%(DC電源)
以下になるごとに
+1され値はBINコード
で格納される
SD60 ヒューズ断 ヒューズ断が生じた
ユニットNo. ユニットの
最若番の入出力番号が
格納される
SD61 入出力ユニット 入出力ユニット
照合エラーNo. 照合エラーが生じた
ユニットの
最若番の入出力番号が
格納される
SD201 LED状態
CPUユニットのLEDの
状態をビットパターン
で格納
0:消灯/1:点灯/2:フリッカ
①:RUN
②:ERR
③:USER
④:BAT
⑤:BOOT
⑥:アキ
⑦:アキ
⑧:MODE2
SD202 LED消灯指令 消灯するLEDの
ビットパターンを
格納する0:消灯しない / 1:消灯
(USERとBOOTのみ有効)消灯するLEDを指定後
SM202をOFF⇒ONする
ことにより指定して
LEDを消灯する
SD203 CPU動作状態 0:RUN
1:STEP-RUN
2:STOP
3:PAUSE
SD210 時計データ 年(西暦の下2桁)と
月をBCDコードで
格納される
SD211 日と時を
BCDコードで
格納される
SD212 分と秒を
BCDコードで
格納される
SD213 年(西暦の上2桁)と
曜日をBCDコードで
格納される曜日データ
0:日曜
1:月曜
2:火曜
3:水曜
4:木曜
5:金曜
6:土曜
SD392 ソフトウェアの 内部システム
バージョン ソフトウェアの
バージョン
SD414 2n秒クロック 2n秒クロックのnを
格納する
設定 1~32767まで設定可(デフォルト30)
SD415 2nmsクロック 2nmsクロックのnを
格納する
設定 1~32767まで設定可(デフォルト30)
SD500 実行プログラム 現在実行中のプログラム
No.
No.がBINで格納される
SD520 現在スキャン 現在スキャンタイム
タイム (ms単位)
SD521 現在スキャンタイム
(μs単位)
現在スキャンタイム例:現在スキャンタイムが22.5msの場合
SD520=22
SD521=500
SD602 ドライブ1 ドライブ1の容量を
(標準RAM)容量 1Kバイト単位で格納
SD603 ドライブ2 ドライブ2の容量を
(標準ROM)容量 1Kバイト単位で格納
SD622 ドライブ3 ドライブ3の容量を
(標準RAM)容量 1Kバイト単位で格納
SD623 ドライブ4 ドライブ4の容量を
(標準ROM)容量 1Kバイト単位で格納