特殊リレーSMはシーケンサ内部で仕様が決まっている内部リレーです。

 

したがってシーケンスプログラム上で,通常の内部リレーのように使用することはできません。


ただし,必要に応じてCPUおよびリモートI/Oユニットを制御するためにON/OFFすることはできます。

 

沢山有りますが、良く使う特殊リレーはたくさんありませんので覚えておくと便利です。

 

その他の特殊リレーはその都度探しましょう。

 

 

 

〇 よく使う特殊リレー

 

 

番号 名称 内容 対応ACPU番号
SM0 診断エラー 診断の結果エラーがあればONする  
SM1 自己診断  
 
自己診断の結果エラーが
あればONする
SM5 エラー共通情報  
 
SM0がONした時
エラー共通情報があれば
ONする
 SM16 エラー個別情報 SM0がONした時  
エラー個別情報があれば
ONする
 SM50 エラー解除  OFF⇒ONでエラー解除  
 SM51 バッテリー低下 OFF:正常 M9007
ラッチ ON:バッテリー低下
 SM52  バッテリー低下 OFF:正常  M9006
ON:バッテリー低下
ラッチなし
電圧が正常に戻るとOFF
 SM53 AC/DC ダウン AC電源ユニットは M9005
  20ms以内の瞬停が
検出 あった場合にON
  DC電源ユニットは
  10ms以内の瞬停が
  あった場合にONいずれも電源OFF⇒ONで
  リセット
 SM56 演算エラー OFF:正常 M9011
ON:演算エラーあり
 SM60 ヒューズ断検出  OFF:正常 M9000
ON:ヒューズ断あり
 SM61  入出力ユニット OFF:正常 M9002
  ON:エラーあり
照合エラー  
 SM202  LED消灯指令  本リレーがOFF⇒ONの時  
SD202の各ビットに対応
したLEDを消灯する
 SM211  OFF:正常  M9026
  ON:エラーあり
時計データ  
エラー  
 SM280 CC-Linkエラー   OFF:正常  
ON:エラーあり
SM400  常時ON 常時ONする  M9036
 SM401  常時OFF  常時OFFする。  M9037
SM402  RUN後  RUN後  M9038
1スキャンのみ 1スキャンのみ
ON ONする
 SM403  RUN後  RUN後 M9039
1スキャンのみ 1スキャンのみ
OFF OFFする
 SM409 0.01秒クロック 5msごとにON/OFF  
を繰り返す
SM410 0.1秒クロック  50msごとにON/OFF  
を繰り返す
 SM411 0.2秒クロック   100msごとにON/OFF  
を繰り返す
 SM412 1秒クロック  0.5sごとにON/OFF  
を繰り返す
 SM413 2秒クロック   1sごとにON/OFF  
を繰り返す
SM414 2n秒クロック SD414で指定の時間(秒)  
ごとにON/OFFを繰り返す
SM415 2n(ms)クロック SD415で指定の時間(ms)  
ごとにON/OFFを繰り返す