フラワースクールに通い始めて1年後、
無事にベーシックコース(正式名称は忘れました)の
ディプロマを取得することができました。
それと同時に、日比谷花壇にスタッフ登録しました。
登録をしたからといっても、空きがないと採用にはなりません。
すぐに勤務ができるかというのは、タイミングにもよります。
どこで勤務になるかも、そのときに空きがあるところになるため、
希望の勤務先になるかどうかもタイミングによるところがあると思います。
わたしの場合、
最終的な配属先は松坂屋店(今は撤退してしまっています。寂しいです)
だったのですが、そこに決まるまでに2回店舗を異動しました。
松坂屋店でのお仕事は本当に楽しかったです
尊敬できる先輩、
よきライバルでもあり友でもあった同期、
他のテナントのスタッフさんとも仲が良くて、
張り合いのある毎日でした。
とはいえ、スタッフとして入ったばかりの頃は、いわゆる下積みの時代。
スクールでディプロマを取得したからといって、
すぐに店頭に立てるわけではありません。
花束ひとつとっても、
お客様の用途、イメージや好み、予算などに合わせて花を選び、
組んでラッピングまでを指定時間内にすることはとても難しいのです。
最初の頃は、配送用の鉢植えやアレンジ・花束などの梱包、
切り花の水換え、鉢植えの水やりや掃除などが主な仕事でした。
空き時間や仕事が終わった後に、
店長や先輩にアドバイスを受けながら花束やアレンジの練習をしました。
水やりなどで店頭にいるときは、
お客様からいつ声をかけられるか緊張していたのを思い出します。
もちろん、『花束を作って下さい』などのご注文をいただいても
自分では製作できませんから、すぐに先輩を呼びに行っていました
わたしも早くお客様のご注文品を作れるようになりたい
その思いで毎日頑張っていました。