今回のプレゼント企画 をさせていただいたことで、
私が『アトリエみつばち』をこの先どんなふうにしていきたいか、
私自身がこのアトリエと共に、
どう成長していきたいかが分かったように思います
私は、自分が大好きだと思ったお花たちに、
たくさんの愛を込めて作品を作りたい。
愛っていうのは、
お花そのものを慈しむ気持ちや、
癒してくれてありがとうの感謝の気持ち、
受け取ってくださるであろう誰かへの感謝の気持ちやその方の幸せを願う祈り。
私が愛を込めたお花たちは、愛という光を放つから
それはきっと、受けとる人を幸せにする光になるから
今回のプレゼント企画では、3つのリースを作りました。
どのリースも、自分の好きなリースだったし、
丁寧に作ったものではあったけど、作るときの気持ちが少し違ってたんです。
①と②のリースは、
『このお花、このデザインのリースなら、きっとお客さんに気に入ってもらえる
だって、こんなに可愛いもん』と思ってました。
確か、出来上がったリースを夫に見せながら、
『どうかな?これならお客さんに買ってもらえるかな?』って聞いたような。
今思うと、なんかやらしいな私。恥ずかしい
もちろん、私自身が好きだと思っていたし、
丁寧に作ったことに変わりはないです
ただ、少しだけ意識が外を向いていたかなと思います。
③のリースは、
『私はすごく好きだけど、お客さんはどうかなぁ?
全部アジサイの花だし、白一色だし・・・
多分、一番人気がないかもなぁ』
と思ってました。
でも、3つのリースの中で、
一番私らしくて気に入っていたリースがこのリースでした
作ってるときも、一番楽しかった。
誰かの目を意識する訳じゃなく、自分の好きなものばっかりで作ったから。
そして、ふたを開けてみれば、
お客さんに気に入ってもらえると思って作った2つのリースには応募がなかったのです。
えー、何で?というのが素直な気持ちでした。
寂しい気持ちになったのも確かです。
そして更に、
人気がないだろうなと思った③番のリースに3名様からご応募いただけたこと、
これはとても意外だったし驚きました。
でも、ここで分かったこと。
『モノは嘘をつかない。裏切らない』
『お客様にはちゃんと伝わる』
一番人気がないだろうと思っていたけど、
一番私らしくて好きだと思っていたリース。
きっとこのリースは、私の愛情がより深いところに入っていて、
だからこそ、見てくださった方を惹き付けたんじゃないかと思います。
私が愛を込めたから、
その愛が作品を通して見てくださった方に届いたのだと。
そして、きっとお客様に気に入ってもらえると思いながら作ったリースには、
私の作品への想いが100%込められていなかったんだと分かりました。
作品に込めるはずの気持ちを、まだ見ぬお客様へと分散してしまったこと。
だから、あのリースたちは、100%の光を放つことができなかったんだ。
そう気づいたとき、申し訳なくて2つのリースに謝りました。
選ばれない子にしてしまって、ごめんねって。
そして、どうしようか考えました。
3つのリースに対して、3人の方からご応募頂いたということ、
ここに意味があるのかな?と、思いました。
予定通り、くじ引きにて③番のリースのお届け先は決めさせていただき、
あとの2つのリースも、ご応募くださった他のお二人にお届けすることはできるかな?
もう一度、私の想いを込め直して、光を放つ作品にすることはできるかな?