Kと私が出会ったのは去年のちょうど今頃。
国語科の教職を取るために、専門外の日文の演習を取ってて。
自分の発表が七夕の日だったから、うん、やっぱちょうど今頃だ。
発表の準備のために日文の研究室に詰めてて。
そこで日文の学生だったKに出会ったんだ。
彼との出会いは、実は殆んど覚えていない。
極度の人見知り&怠惰な私は、
知り合いが殆んどいない上に、
妙に生真面目な人が多い日文の研究室の雰囲気が苦手だった。
そんな訳で、発表が迫ってきてるのに「出来れば行きたくないな~」と
伸ばし伸ばしにしてて、やっと重い腰を上げたのが発表の2週間前。
正直Kに関心払うほど心に余裕がありませんでした(笑)
だからこの話はKから聞いた話。
うろ覚えだから細部が飛んでるけど、もうKに確認をとることは出来ないんだ。
日文の研究室。
日曜日だったから殆んど人はいなかった。
多分私とKと、隣の部屋に院生のお兄さんがいたくらいで。
その頃Kは既に私のことが気になってたらしく(一目惚れだったらしい)、
ずっと話しかけるタイミングを計ってたって言ってた。
そうやって私が知らぬところでKがやきもきしてた時、
彼の携帯が鳴った。
着メロはTHE YELLOW MONKEYのJAM。
私の大好きな曲だ。
それまで黙々と資料と格闘してた私がKの方に顔を向けた。
その反応に私のイエモン好きを確信したらしいKは
(話すきっかけができた!)って内心喜んだらしい。
で、着信音消してなかったことを謝りつつ、私に話しかけてきたんだ。
K「イエモン超いいっすよね!」
私「いいですよね、大好きです」
これが私達の初めての会話なんだって。
こんな感じだったから、初めてKを見たそのときの印象ってのは記憶にない。
文学部男子には珍しいお洒落で綺麗な子だな~くらいは思った気もするけど。
後々この子にどっぷり惹かれてしまうだなんて夢にも思わなかった頃の私。