無事就職が決まりました。ワー


彼氏ナシ、友達極少、精神的引き篭もりのワタクシ。

学生生活最後の夏をどうやって過ごそう…と悩みに悩んだ挙句、



バドガールのバイトビール



をすることに。



人見知りで常に挙動不審で究極に鈍くさい私が

地味で根暗でそれなりに優等生だった私が

体育の授業のラジオ体操ですら「なんか動きが面白い」と言われた私が



あの激烈ミニスカを着て


ステージでパラパラ踊ったり、


歌って踊りながらお客さんに


ポテト「あーんラブラブ」ってしたりするんですよ?




暇で引き篭もってるからKのことばかり考えてしまう。

忙しくなればきっと大丈夫、と考えた末の決心。





で、昨日でバイト2日目。

すでに「おもろい動きをする子」と認識されとるorz

就職決まった━━━(゚∀゚)━━━!!!

Kとメアドを交換したその日。

私は当時一番親しかった親友を失った。


親友のNとは、もともとナンパで知り合ったんだけど

妙に意気投合して、気の置けない飲み友達として

もう2年くらいの付き合いになってた。

だけど。


「俺、原田ちゃんのこと好きっちゃけど」


いつものように2人で飲んでるとき、急にそう言われたんだ。


本当のことを言うと、Nの気持ちには気付かないでもなかった。

だけど、気づかない振りをしてた。

Nのことは本当に大事な友達と思ってたから、


”彼氏になんかできないよ”


そう思ってた。


思春期の中学生みたいでなんか痛々しいけど、

その頃の私はまだ恋がわからなかった。

付き合った人は何人か居たけど、

いつも流されるまま付き合って、

結局好きになれずに別れて、の繰り返しで。

他の人みたいに、当たり前に恋をすることが出来ないのは

両親の姿を見て育ったせいかもしれない

だからきっと私は一生恋ができない

そんな私だから、大事な人ほど、失いたくない人ほど

付き合うとか、そういうことは出来ないと思ってた。


「…Nちゃんとは親友で居たいんだ」


「俺は原田ちゃんのこと、そういう感情でしか見れん。

このまま友達として続けんのは無理やと思う。」



もう会わない方がいい、Nはそう言った。


こんな形で失うなら、付き合ってた方が良かった?

でも大切に思ってるからこそ、

そういう意味で好きになれないの分かってて

付き合うなんて出来ないって思うから、

こうするしかなかったんだ



その日はさすがに落ち込んで、家に帰った後もしばらく一人で飲んでた。

そんなとき、Kからメールが。


「お疲れ様です(^o^)

さっきアド聞いたKです☆

あの、イキナリ失礼かと思ったんですけど、彼氏いますか?!」



……。


…最初のメールから直球か!




精神的に滅入っていた私は、

ものすごいタイミングで送られてきた

Kのこのノーテンキなメールの飾らなさというか、

邪気のなさに妙に癒されたんだ。

(やっぱこの子なごみ系だよなー…)


Nを失ったショックは小さなものじゃなかったけど、

Kのおかげでちょっと元気が出た。


「いないよー」

とだけ返信して、その日はもう寝ちゃおう、そう思った。


だからデートに誘われてることに気付いたのは、次の日の朝だった。

アルバイトで雑誌ライターをやってるんですが、

締め切り近いのにほぼ白紙…

先月は失恋のショックで原稿を落とすという、

来年から社会人になる人間とは思えない失態を演じたので、

今月は頑張らなん…と思ってパソコンに向かっては見たものの…

おや、いつのまにか片手にお酒が!

やる気ってどこに売ってるんですか?

お金で買えますか?


引き篭もってるとただでさえ低いテンションが

これ以上ないほど落ちに落ち、

ろくなことを考えない。

最近ローになってるときに必ず思い出してしまうのは



Kは気持ちがなくなってからも私とした


って事実。


私や、周りのみんなが

Kを過剰に神聖視してたのかな


それとも、私との付き合いの中で

そういうことが出来ちゃう子になったのかな


天然記念物とか、お姫様(笑)だとか言われてた

ピュアで穢れを知らなくてどこまでも眩しかったあのこを

私が「ただの男の子」にしたんだったら

私が汚したんだったら

それはそれで悪くないなんて

後ろ暗い喜びに浸っちゃうよ


相変わらず発想が暗いな私

酒はほどほどにして原稿書こう

演習を無事終え、Kと話す機会も殆んどなくなった。
だけど授業で顔をあわせたり、廊下ですれ違ったりする度
妙に嬉しそうな、よく懐いたわんこのような笑顔を向けてくれた。


そんなある日。
サークル棟の2階にある部室(映画研究部)に向かう階段の前。
そこは、ストリートダンスのサークルが練習場所に使ってて。
そこで、踊ってるKを見付けたんだ。


踊るKを見て~♪、恋が始まっ…た訳ではなく。
保守的で妙なエリート意識ばかり強い地方国立大。
バリバリの進学校出身。
中、高、大と文化部。
そんな地味に生きてきた私には


「ストリートダンス=ヤンキー=怖い!」


という強固な偏見が出来上がっていた。
(実際派手目の人が集まるサークルと周囲にも認識されてた)


『うわー…、Kくんってヤンキーだったんだ…』


いや、別に彼がヤンキーでも何の問題もないんだけど。
ちょっと「住む世界が違う」って、びびっちゃったんだ。


冷静に考えると、Kの外見は
いつもの私だとびびって萎縮してしまう要素が満点だった。
明るめの茶髪、(当時は)妙なパーマ頭、
何個も空いたピアス、甘い香水の香り。
ただでさえ人見知りで、特に派手な人苦手なのに、
何で今までKを「怖い」って思わなかったんだろう。


そんなことをぼんやり考えながら通り過ぎようとしたとき、


「あっ!お疲れ様です!!」


Kが私に気付いた。いつもの、本当に嬉しそうな、満面の笑顔。
踊るのをやめ、小走りでこっちにやって来た。


「…ダンスやってるんだ、頑張ってるね」


「はい!頑張ります!」


ニコニコ笑って答えるK。
…そうだ、この子を怖いだなんて思えるほうがおかしいよ。


「あ!あの!名前聞いてもいいっすか!?」


…そうだ。出会って半月。名乗ってすらなかったよ。

(Kの名前は調べたから知ってたけど)

それでその日はお互い名乗りあってアドレスを交換して別れた。

私は家庭環境がまぁちょっと複雑で、

実家ではいつもビクビクして過ごしてました。

それでも、家庭環境のせいで

私が弱い人間になったら負けだと思ってたから

外ではひたすら明るく振舞ってたな。

友達も普通にいっぱいいたしね。


それが大学進学が決まって家を出た途端、

今まで張り詰めてた緊張とか急になくなって

まるで気の抜けたコーラのようにほけーっとしてしまって、

友達もろくに作らず、学校もサボりがちな感じで、

数少ない友人達と日々酒を飲むなどして

ぐーたら過ごしておりました。

でも、それはそれで楽しい生活だったな。

生まれて初めて、自由に呼吸が出来るって思えたんだ。


Kと出会ったのは、まさにそんなダメ人間街道まっしぐらだったとき。



Kとはその後、ちょくちょく言葉を交わすようになってた。

それでわかったのは、Kが私より一歳下ってこと。

実は教職関連や自由科目で同じ授業をいくつも受けてること。

(私が単位取れてなくて最履ばっかり受けてるからなんだけど)


Kはちょっと目を引くくらい容姿の整った子だったから、

気になる存在になったのは自然な流れだったと思う。

よく覚えているのは、研究室のコピー使用者名簿で

Kの名前を調べたこと。

(軽く言葉を交わすだけで名乗りあってなかったのだよ…)

基本他人に興味を持たない私には珍しい行動だったな。

それでもそれは花を綺麗と思うような、

ぬいぐるみを可愛いと思うような、そんな感覚で、

少なくとも私の自覚的には、まだ恋愛感情は生まれてなかった。

Kと私が出会ったのは去年のちょうど今頃。

国語科の教職を取るために、専門外の日文の演習を取ってて。

自分の発表が七夕の日だったから、うん、やっぱちょうど今頃だ。

発表の準備のために日文の研究室に詰めてて。

そこで日文の学生だったKに出会ったんだ。


彼との出会いは、実は殆んど覚えていない。

極度の人見知り&怠惰な私は、

知り合いが殆んどいない上に、

妙に生真面目な人が多い日文の研究室の雰囲気が苦手だった。

そんな訳で、発表が迫ってきてるのに「出来れば行きたくないな~」と

伸ばし伸ばしにしてて、やっと重い腰を上げたのが発表の2週間前。

正直Kに関心払うほど心に余裕がありませんでした(笑)


だからこの話はKから聞いた話。

うろ覚えだから細部が飛んでるけど、もうKに確認をとることは出来ないんだ。


日文の研究室。

日曜日だったから殆んど人はいなかった。

多分私とKと、隣の部屋に院生のお兄さんがいたくらいで。

その頃Kは既に私のことが気になってたらしく(一目惚れだったらしい)、

ずっと話しかけるタイミングを計ってたって言ってた。


そうやって私が知らぬところでKがやきもきしてた時、

彼の携帯が鳴った。

着メロはTHE YELLOW MONKEYのJAM。

私の大好きな曲だ。

それまで黙々と資料と格闘してた私がKの方に顔を向けた。

その反応に私のイエモン好きを確信したらしいKは

(話すきっかけができた!)って内心喜んだらしい。

で、着信音消してなかったことを謝りつつ、私に話しかけてきたんだ。


K「イエモン超いいっすよね!」


私「いいですよね、大好きです」


これが私達の初めての会話なんだって。

こんな感じだったから、初めてKを見たそのときの印象ってのは記憶にない。
文学部男子には珍しいお洒落で綺麗な子だな~くらいは思った気もするけど。

後々この子にどっぷり惹かれてしまうだなんて夢にも思わなかった頃の私。

私とあの子(以下:Kとします)が終わったのは、5月14日。

日曜日だった。


唐突な別れだった。

その日は一日中家のことをしていて外に出なかったから

パーカーにジーンズ、すっぴんにひっつめ髪で。


私はのんきに衣替えなんかしていて。

彼から来た「今、暇?」のメールにも、

何も疑うことなく「暇だよー(*^o^*)」って返したんだ。

Kは忙しくて几帳面な子だったから、

私と会うときも少なくとも前日には連絡くれてた。

急に家に来るなんて珍しいな、なんて思いながら彼を待った。


そうしてやって来たKの手には、

私のパジャマとか化粧品とかコンタクト用品とか、

彼の家に置いていたもの全部が入った袋があって。

呆然とする私にKはこう言ったんだ。


「あんね…別れようと思って、来たっさー…」



私達の9ヶ月はこうして終わった。




終わってしまってから、たった9ヶ月しか経ってなかったことに驚いた。

でも私には、かけがえのない、本当に幸せな9ヶ月間だったんだ。


忘れてしまうにはあまりにも幸せすぎるKとの記憶を、

せめてこのブログに綴りたいと思う。


というわけで、次からは私とKのことを、

出会いから別れまでたどっていこうと思います。

お付き合いの程宜しくお願いいたしますm(_ _ )m

初めまして、原田ハッチといいます。



初めて本気で好きになった人に突然振られて1ヶ月ちょい。

もう大丈夫→リバウンドの繰り返し…。正直しんどいです(´-ω-`)

彼はもう私を想ってない、そんなことはわかってるのに気持がついていかないんです。


早くこの気持ちに決着を着けて、新しいスタートを切るために

自分の事、彼との事を見つめ直したいと思い、ブログを始めることにました。