武道・歴史・ビジネスを通して己を磨く侍(サムライ)集団 百興会 -3ページ目

若獅子の会 集会

皆さん こんにちは。

昨日は午後4時から原宿にある致知出版社にお伺いしてきました。

というのも、

致知出版社の20代を中心とした人間学を学ぶ会(若獅子の会)
の集会でした。

男女、職種関わらず多くの志が高い方々が集まっています。

今月で若獅子の会が結成されてから1年9ヶ月がたちました。

私自身致知出版社とであったのは学生時代から古典などを武道の延長戦で読んでいたのですが、
就職で上京したときにその出版社が気になり本社にふらっといったのです。

今の時代に人間学の雑誌のみで運営している会社というのが世の中の常識にある意味逆らっていますよね笑
$百興会(びゃっこうかい) 代表のブログ-titi

現代のような時流が圧倒的に速い中で人間学というある意味地道な積み重ねの必要なものを売りにして30年以上も続けてきているというのがこれは貴重だと思ったのです。

そして、昨年に私の尊敬する行徳哲男和尚の講演会に初めていったときにやはり主催していたのが致知出版社でした。

講演が終わり、みんなが会場をあとにするとき私が行徳和尚に挨拶にいきました。

そして、それを見ていた致知出版社の若い方がお声を掛けてきていただいたのが若獅子の会を知ったきっかけでした。

若獅子の会を一言でいえば、「正道をおもっくそ真っ直ぐ歩いている会」と呼べるでしょう。

ある意味わたしも昨年12月に社団法人を立ち上げ、そこで「百興会」という私塾を立ち上げたのですがこれまたこのご時勢に正道をおもっきり真っ直ぐ歩むのも人生気持ちいいんじゃないかということで立ち上げました。

ちなみに武学・文化学・歴史学・古典学・現代学を学ぶ私塾です。

なにはともあれ一種の気持ちよさが感じられたのが端的に共感した理由です。

そりゃそうです。

だって人間学の雑誌「致知」ですから。ガチですね。気持ちいですね。

こうなったら気になるのは30年前のバブル期に重なる「物質至上主義」の時代に
出版社を立ち上げた社長が気になりますよね。

またこの方が傑出している人物なんです。

これは言葉で答えるものではありません。

なぜなら、「一触に如かず」というように人物に触れてみて頭でなく身体で感じるものなので。

あまり機会がないものなのですが、
来月3月26日に社長の講演会が若者に向けて開催されます。

これは絶対オススメですよ。

興味がある方はぜひ参加してみてください。

http://www.chichi.co.jp/event/2773.html

第二回 JAPANESE HESOKURI

昨日は同志の林さんが主催するJAPANESE HESOKURI(日本のへそくり)に参加させていただき発明家の寺垣武先生のお話を聴きにいってきました。

寺垣先生は大正13年生まれで今年87歳とご高齢でありますが、大変エネルギーのある方でした。

その発明力がすさまじい。

子どものころから機械工作が好きな少年だった先生は中学3年生のときに「戦闘機が投下する爆弾がどうしても加速度がついてしまい目標に正しくあたらないのは国家にとって損失だ」ということから爆弾の投下装置を発明して当時新聞に「少年エジソン」と大きく取り上げられて、以後「軍国科学少年」という呼ばれるようになると先生は語る。

しかし当時は今でいう軍国主義がある意味常識である。と同時に自分にとって誇りだったとおっしゃっていました。


先生現在までに主に音響のスピーカーを中心に発明を手がけていて、
「オーディオテクニカ」など名だたる音響機器メーカーの
技術顧問として勤務されています。

そこで楽しい実験がありました。

それは「音」とは空気の振動であるという通説に対してのアプローチでした。
これはある意味常識ではありますが、
先生は
「正確に言えば空気の振動も音の一種。ほかにあるんだ。」
ということでその場で実験をしていただきました。


寺垣博士と林さん

$百興会(びゃっこうかい) 代表のブログ-寺垣先生

やはり、実験という経験則でのお話は本当に分かりやすい。

詳しくは、先生の研究所に答えがあります。(なぜならこれは身体智であるためです)

http://www.teragaki-labo.co.jp/


今日はそんな先生に本質とビジネスとの間というテーマで話をしていただきました。

一貫して話されたのは
「ものの本質をわきまえる」
「全体性と個」
がテーマでした。

先生は新しいものを発明しているようで実は世の中に理屈に合わないものが多すぎるということを追求していった結果であると話されていました。

例えば、
非常口(どこにでもある非難する扉)の上に設置されている緑色の逃げている人が描かれているヤツです。

どこか理屈に合わないことがないですか?

…そうです。非常口を使用されると想定される最も多いのが「火事」でしょう。

当然ながら火事の煙は天井の方から先に充満します。
にも関わらず非常口の在り処を知らせる大事なものが最も早く煙が蔓延する天井付近に設置されているという事実。

などなど。挙げたらキリがありません。

私の中で先生のお話を聞いていて
幼少から発明家という道を歩まれていた先生は世の中に製品を生み出していく中で
自然に「ものの本質をわきまえる」と「全体性と個」のバランスが身についてこられたんだと感じました。

他にも本当に深みのあるお話ばかりでした。

やはり何でもプロフェッショナルの方の話す内容は本をたどるとすべて繋がっているということに気づかせていただきます。

そうですよね。

今の世の中分野はたくさんあれど、それを創ったのはすべて古今変わらず私たち人間という事実がありますからね。

いやぁ~。 林くんありがとう。みなさんありがとう。


下記JAPANESE HESOKURIの情報

http://japanese-hesokuri.jp/jp/about.php

明日は日本のへそくり

明日2月25日は「JAPANESE HESOKURI」という企画の勉強会があります。


これがすごいんです。

今の日本は息苦しいといわれる中で、
どうしても私たちは今と未来ばかり目を向けて過去の出来事から目をそらしてしまう。

特に今の日本はそうだろう。

しかし、名だたる経営者は過去から学ぶということは必須という。

それは、時代というものは科学技術の差こそあれ、
非常に似通っている過去が存在するということを知っているからだろう。

それもそのはず、
時代を創ってきたのは紛れもない私たち人間であり、
その人間の動きにより時代が創られる。

つまり、ある時代の推移と社会現象(人の流れ)を見ると
今どういう位置にあるのかがおぼろげながら見える。

こうした点を捉えた上で
「戦後」という焦土と化した時代を生き抜いてきた先人は素晴らしい。

その中でも戦後自らの信念を貫き生きてきた猛者たちをゲストに招き
様々な視点からお話を聴いたり、質問をしたりするのが
「JAPANESE HESOKURI」である。

これを主催している林さんや後援者の方々とは日本をよりよい時代にしていくためにはどうすべきかを
話し合う同志であるが、
本当に素晴らしい人間性を備えている好人物である。

明日のへそくりが楽しみで仕方がない。

JAPANESE HESOKURI

http://japanese-hesokuri.jp/jp/about.php