ジュリアーノ・カルミニョーラのヴァイオリン協奏曲「四季」 | mitosyaのブログ

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 ジュリアーノ・カルミニョーラのヴァイオリン協奏曲「四季」

一音一音、咀嚼し噛みしめるような弾き方。以前聴いたソニスティベネティの端正さとは違う、豪快と繊細さを併せ持つ、カルミニョーラというソリストを通した四季を楽しんだ。

8月6日 (水) NHKハイビジョン 13:00 13:55 クラシック倶楽部 - ベニス・バロック・オーケストラ演奏会

ヴェニス・バロック・オーケストラ
Venice Baroque Orchestra

 1997年結成。現在ヨーロッパ屈指の古楽器アンサンブルとして、欧米を中心にコンサートとオペラの演奏で高く評価されている。2007~2008年のシーズンはカルミニョーラとの南米公演、アンナ・ネトレプコとアンドレアス・ショルを迎えてのペルゴレージ「スターバト・マーテル」(ウィーン・ムジークフェライン)など。また、11月にはマグダレーナ・コジェナーをソリストに、ヘンデル・アリア・プログラムをヨーロッパ主要都市で演奏。春の公演のハイライトはアムステルダム・コンセルトヘボウで行なわれたヴィヴァルディ「狂気のオルランド」の演奏であった。


ジュリアーノ・カルミニョーラ(ヴァイオリン)
Giuliano Carmignola,Violin

モダンとバロック両方のヴァイオリン演奏法を修得し、バロック、ロマン派、古典派、さらには20世紀の作品までカバーする広いレパートリーで高く評価されている。

 1971年「ヴィットーリオ・ヴェーネト市賞」コンクール、1973年ジェーノヴァのパガニーニ国際コンクール入賞。まもなくアバド、インバル、シノーポリの指揮のもと屈指のソリストとして地歩を固めた。1978年~85年ラ・フェニーチェ歌劇場管弦楽団のコンサートマスターを務め、イ・ソリスティ・ヴィルトゥオージ・ディ・ローマの公演にたびたび参加。デュティーユのヴァイオリン協奏曲のイタリア初演を行なうなど、モダン・ヴァイオリニストとして輝かしい経歴を積む。

 1983年、後にヴェニス・バロック・オーケストラを創立するアンドレーア・マルコンの強い薦めにより、バロックの世界へ。しかしバロック・ヴァイオリンを手にしたのは、7年後の1991年であった。同郷のヴィヴァルディの血が目覚めたその後、イタリアン・バロックは急速に大いなる復活を遂げる。
 1999年48歳のときに、ソニークラシカルと契約、2000年からの2年間に出た5枚のアルバムは発売以来、ヒットチャートの上位を独占。パリ、ベルリン、ロンドン、ニューヨーク、東京でのコンサートは大成功を収め、バロック・ヴァイオリン奏者として新たな世界デヒューとなる。以降の活躍は目覚しい。
 レコーディングについては現在、ドイツグラモフォン(日本での発売元ユニバーサルミュージック)と専属契約を結び、タルティーニ、ロカテッリ、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲集を録音している。最新録音は、アバド指揮によるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全曲盤である。

  1951年北イタリア・ヴェニス近郊のトレヴィーゾ生まれ。高名なヴァイオリニストの父にヴァイオリンの手ほどきを受けたのち、ヴェニスのベルデット・マルチェッロ音楽院でルイージ・フェルロの指導を受けた。卒業後、シエーナ(トスカーナ州)のキジャーナ音楽アカデミーでナタン・ミルシテインとフランコ・グッリのマスタークラスに、そしてジュネーヴ音楽院でヘンリック・シェリングのマスタークラスを受講した。
 ヴェネツィア音楽院で10年間教授を務め、1999年にルツェルン音楽大学のヴァイオリン科教授に任命された。 現在、シエーナのキジャーナ音楽アカデミーの音楽教授。
 
アーティスト Sonatori De La Gioiosa Marca, Giuliano Carmignola
トラック Winter: I. Allegro non Molto
アルバム Vivaldi: The Four Seasons