うちのデイの利用者様は男性が多い。
50代後半~60代、70代前半の方が多数。
もちろん80代、90代の方もいらっしゃいます。
うちのデイは将来的に自立したい、最低限自分の事は自分で出来るようになりたいと真剣に望んで来られる利用者様がほとんど。
ほとんどの方が、リハビリ、個別自主トレーニングメニューをこなし、一日を過ごされます。
しかも信じられないくらい真剣にトレーニングに取り組みます。
もちろん強要はしません。
ホントに一生懸命です。
なぜなのか・・・?
それは利用者様みなさんが夢を持っているからです。
普通に何でもやれる方が聞くとちっぽけな夢なのかも知れません。
しかし、片麻痺だったり、車いす生活だったり、自分一人じゃ歩く事が困難だったり、食事をする事が難しかったり・・・何かしら不自由な部分を持たれている方にとっては壮大な夢なのです。
「元気だったあの頃の様にまた家族にご飯を作れるようになりたい」
「趣味だった日曜大工が出来るようになりたい」
自分で靴下が履けるようになりたい」
「近所まで買い物に行きたい」
「また旅行に行きたい」
「釣りに行きたい」
「階段昇降が出来るようになりたい」
「温泉に行きたい」
「一人でトイレに行けるようになりたい、お風呂に入りたい」・・・
みなさんが各々の大きな夢の実現のために本気なのです。
私たち職員は、その夢の実現に向けて、色々なお手伝いをさせて頂きます。
色々なアドバイスをさせて頂きます。
また、「他のデイじゃリハビリが物足りない、トレーニングができない、なにもさせてもらえない、だから体が弱る一方だ。」
そういう方がうちの噂を聞きつけてうちに入ってきます。
そしてみなさん自分で何でもなさいます。
昼食の準備、片付け、私たちがやっている事の手伝い、入浴など・・・
私たちが介助しようとすると「自分でできるからいいよ」と言われる方が多数います。
その行動、言動の裏には、やはり夢実現のための思いが込められているようです。
うちのデイでの一日は全てがリハビリ・トレーニングに繋がります。
ある利用者様は嚥下体操、音楽療法の時間を仕切ってくれて、他の利用者と一緒に訓練をやっていく事もあります。
私たちはほとんど見守りか、その利用者様から段取りの指示を受けて動きます。
ある利用者様は昼食の準備を、片づけを仕切ってくれます。
そして皆様率先して手伝いに来てくれます。
私たち職員は転倒リスクに気を使ったり、怪我の無いように見守ります。
ある利用者様は何か仕事がないか、手伝えることはないか、尋ねてきます。
皆様、自分の役割を自分で探し、それを遂行しています。
うちにはそういう環境があるのだと実感してます。
そういう方は特に生き生きして、輝いています。
利用者様が出来る事を私たち職員が奪うことはできません。
それこそ拘束の様な気がします。
出来る事まで私たち職員がやってしまうのは親切でも何でもなく、利用者様の身体機能を低下させたり、やる気をなくさせたり、夢を持つ事もなくなるのです。
私がうちの会社に入社した当初は色々な事に度肝を抜かれることばかりでした。
ただ勘違いもしておりました。
何でもかんでもしてあげるのが当然なのかなと思っていました。
けどそれは、今では、優しさ間違い、気配り間違い、親切間違いだと感じてます。
出来る事でさえ私たちがしてしまい何もさせない、危ないからといって過保護になりすぎてさせない、それは無理だろうと決めつけてしまいさせない、または私たち介護員がしてしまうのは、非常に失礼であり、ただ全てを奪っている気がします。
もしかしたら、うちの会社のやり方は、賛否両論あるかもしれません。
ただ、ある利用者様から言われました。
「私はここに来るまで、2~3段しかない階段さえ上り降りするのに死に物狂いだった。
玄関のカギを開けるのに力がなくてカギを回す事も出来なかった。
麻痺があるので力が入らなくて玄関の扉さえ開く事が出来なかった。
握力が低下して軽いものさえ持てなかった。
一人で歩く事も出来なかった。
けど、ここに来て、それが全部出来るようになった。
ここに来れば今度は何が出来るようになるのか楽しみで仕方がない。
ホントに感謝の気持ちでいっぱいです。」
と。
嬉しくてたまりませんでした。
この仕事やって良かったと思いました。
この会社で働けて幸せだと感じました。
私たちが働いている会社は、本気で利用者様の事を考えている職員ばかりです。
だからホントにすごく仲間が真剣です。
妥協する人はいません。
私たちはうちの役割を常に追求していきます。
会社が出来てまだまだ数年ですが、私たちの会社の形は見えてます。
これからも自分を信じて、うちのやり方に自信を持って前に進んで行きます。