カメラ、釣り、自転車、落語、料理といろんなものにハマってきたが、続いているのは落語だけだな。

どれも長続きしない。というのは他人と比べてしまうからだ。他人より「いい機材を買おう」「いい写真を撮ろう」と常に他人基準になり、自分が楽しむための趣味ではなくなってしまう。

ではなぜ落語が続くのか。答えは人と比べることの無意味を再確認できるからだと思っている。
もともと他人と一緒に酒を飲むことは嫌いじゃない。気の合う3、4人でなら、さも講釈師のように振る舞うことができるのだ。きょうは上司の送別会で居酒屋に来ているが、みなさん話題が豊富でいいなぁ、と思うのである。

キャッチボールがうまい、いやレシーブがうまいのかなんだかわからないが、おそらく僕なら会話終了の気まずい沈黙が発生する。

「聞き役に徹しなよ」「頷いてりゃいいんだよ」「おうむ返しだよ」が会話の流れをぶったぎらない方法らしいが、仕事の話しかできない僕は少々遠ざかられ気味だ。これといって趣味もない。落語を少々かじってるくらい。のめり込める趣味を持ってる人ってすげぇなと思う。他の追随を許さないほど生き生きと語るもんね。偉大だよ。

とりあえずオーバーリアクションぽく「マジすか!」みたいに返しとけばなんとかなるんだろうけどね。それもめんどくさいからとりあえず店の外でブログ書いてる。

30歳を越えて、無理やり人付き合いをするのをやめた。何より自分が楽しくない。その気になれば楽しいんであろう飲み会イベントに付き合うのが苦痛。だけど何かを話してスッキリしたい。疎外感は感じないが、「特定のイヤな感じ」と付き合ってる。

つくづく一人のほうが楽しいと思うシゾイドっぽい36歳だ。

防府駅西の広場から


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午前中時間があったので、防府駅北のアスピラートで行われている『技あり!やまぐち』という山口県内のモノづくり(主に手工芸)の即売会に行ってきた。以前僕は山陽小野田市の宇都宮テントさんで肩掛けのバッグを作っていただいている。


ここの製品はテント生地(帆布)を使い、引張りや裂けに強い。

客の要望にて生地の色や縫い糸の色を変更できるのがうれしい。


今回で7回目の開催ということもあり市民にも浸透し始めたのか、客入りは上々とのこと。ただ、当たり前のことであるけれど値が張る。個人で木工や陶芸その他作品を作っていることから、モノの形や大小を問わず「高ッ!」と叫びそうになる。


僕も何か腕があり、ここで作品を売るとしたら高値を付けるのだろう。それだけ手のかかった精緻なモノづくりをしているのだから。


写真は防府駅西側の広場から臨むアスピラート。晴れていて気持ちの良いひととき。