さ、またまたご無沙汰してました。
今日は、病棟看護師を1年したところでの心境をば。
私の病棟は、ICU救急外科病棟(一応)
まぁ100床くらいの小さい病院で、ましてや東京でも田舎の方なので。
70~90代の高齢者の方々が、リピーターなんです(笑)
もうね、退院して1週間程度で
『えー!?また戻ってきた!!!』
なんていう看護師同士の会話が日常茶飯事ですよ![]()
それが意外と退院するまで苦労した患者様だったりします。
まぁ施設よりかは病院の方が安かったりするからね。
それも点滴も何もしてない、医療行為一切してない患者様だったりすると尚更。
やっとの思いで退院まで持ってったのに、1週間程度で戻ってくると
上記みたいな心の声がダダ漏れになるんですね(笑)
そんなこんなな日常ですが、最近あった事で私の印象に残ってる事を1つ。
90代の高齢の男性患者様。
『食べたい』と食思はあるものの、もう嚥下(飲み込み)ができず。
ゼリー3口程度でムセ込んでしまう状態。
吸引すると多量の食残が…。
なので3口食べたけれども、結局は1口程度しか食事ができていない。
もう首も後屈で固いしで、家族の方に
『食事はできない。むせ込んでいるし、誤嚥性肺炎になる可能性がある。ましてや痰の量も多いし、食事はもう止めたほうがいい』
とお伝えしたところ、やっぱり家族としては生きているのだから無理だとしても少しでも味わわせたいと思うのでしょう。
『そうですか…でも少しは食べるんですよね?なら食べさせたいんです』と。
↓
吸引によるリスクを話しても家族は食べさせたいと意思は変わらず。
その話しをしてから2週間後。
私がその患者様の部屋持ちのときでした。
家族の方から
『おばあちゃんの時もむせ込みがあったんですけど、離乳食みたいなのを食べさせてました。それだとおばあちゃんも食べやすいみたいで食べてたんです、持ってくるので食べさせてもらっていいですか?わたしたちが勝手にやることはできないので』と・・・。
そのときの正直な気持ちとしては
”この家族、理解力大丈夫?嚥下無理なんだって。吸引だって本人辛いし、口腔、鼻腔の損傷させるし、肺炎なったらそれこそ高齢で命危ないぞ”
と思いました。
でも家族の方々の必死な具合を見て
”あーでも自分ももし医療者じゃなかったら、家族が生きているのに食べられない=そのうち餓死するんじゃないか。
両親もいつも食べられないんだったらそこまで生きたくないなー。”
と言っていたのを思い出しました。
まぁ、そうですよね。
『食べたい食べたい』と言っている家族を目の前にして、何もしてあげられないのは家族としては虚無感ですよね。。。
私もそう思ったので、
『わかりました。ただ離乳食より固いゼリーでもむせ込んでいるので、食べられない可能性が高いです。
あとは痰の量も多いですし、その日の本人の状態を見て看護師サイドで試してみるかどうか判断させてもらってもいいですか?』
とお伝えしました。
すぐにリーダーのところに走っていきましたよ![]()
私は新人看護師だし、いきさつを話さないとと思って。
『リーダー。家族の方からこういうことを頼まれました。嚥下は難しいこと、吸引のリスクは話しましたけど、家族は試してほしいそうです。
本人も食思はありますし、本人には嚥下ケアの介入、家族には試してみたけど状況はこうですよ、という姿勢で嚥下ができない現実を受け入れてもらう必要があると思うので、やってみたいんですけど・・・(恐る恐る)』
と伝えたところ、リーダーからまさかのOKが![]()
この経験が実は私には大きくて。
まだ私には受験資格はないんですが、看護師には認定看護師という資格があります。
その中の一つに摂食・嚥下障害看護
というものがあります。
いつかこれを取得できたらいいなーと、ぼんやりと将来像が浮かぶことができました。
患者様から学ぶこと多いですね。
もちろんまだまだ知識も技量も極小な私には毎日がバタバタなんですが(笑)
患者様、家族とたくさん関わって、看護師として何か支えになれたらいいなと改めて思った、1年1か月目。
