例えば、蚊にさされたところをツメでひっかくと
傷になって痛いけど、ついやってしまうとか。
ついつい傷のカサブタをはいでしまうクセがあるとか・・・
痛みがあることがわかっていても、
ついついやってしまうことってありませんか?
友人の転職祝いで飲みに行ったときのことです。
転職した彼が言っていたのですが、勤務地が変わったことで、
通勤で使う電車が変わったそうです。
その電車を使うと、昔付き合っていた彼女の家の最寄り駅が
通過点になっていて、毎日その駅に電車が停まるとのこと。
そのたびに、当時の彼女のことを思い出すそうです。

付き合っていたのは、もう20年以上前のことだと言っておりました。
それが、あまり良い思い出ではないそうで・・・
交際中に、彼女が別の男性を好きになってしまい、
こっぴどくフラれてしまったそうであります。
なので、当時のことを思い出すと、今でも胸がチクチク痛むとのこと。
「痛みを伴う思い出なのに、その駅を通るたびに、
わざわざそれを思い出そうとしている自分がいる。」
と言っておりました。
なんで20年以上前のことをまだ引きずっているんだよ、バカバカしい。
まあ、男は未練たらしい生き物だからな。ストーカーになるなよ!
・・・なんて彼のことを茶化しながら、その飲み会はお開きになりました^^。
彼のことをバカバカしいと思いながらも、
でもオレにもそういう所があるなぁ・・・と思う自分もいまして。
もうカサブタでふさがっているココロの傷なんだけど、
それを自分ではいでみて、血がにじんで痛がっている自分に、
ある種の心地よさを感じてしまうわけです。
なかなかうまく表現できなくて、もどかしいのですが、
そんな経験ありませんか?(・・・ないかな?)

私自身を含めて、多くの人がいかに
「過去にとらわれている時間」
が長いのか・・・ということであります。
20年前の恋の思い出をアタマに浮かべるぐらいでしたら
まあそれほど実害はないと思いますが、

気が付くと、いろんなカサブタをはがそうとしてないでしょうか?
誰かに対する、怒りだったり、恨みだったり、
自分の生い立ちや境遇に対する恨みや後悔だったり、
目の前にない、やっかい事がアタマから離れなかったり、

・・・
ココロのカサブタに手をつけず、今目の前のことに意識を向ければ
それで幸せなのに、
アタマの中がどうしても過去に引っ張られてしまう・・・
そんなことはないでしょうか?


