連絡すら途絶えて10日。
ずいぶん髪を切ってた。
お互い目を合わすこともなく、他人行儀な「お久しぶりです」。
しばらく髪を切らなかったのは、時間がないだけじゃなくて「願掛け」の意味もあった、なんて最後に珍しいことを言ってたよね。
「願い」も教えてくれたけど。
「離れたい環境」みたいなことが叶いそうだからやっと切れるって言ってたけど、そのときはその「環境」に私を含めては言わなかっただけでしょ?
正直、やっぱりって思ったんだ。
かなり髪が短くなった後ろ姿を最初に見て。
もしかしたら、一番の願いは「私を切ること」だっただけじゃないのかなって気もしてたから。
顔見られるうちに会いたいって思いと、もう顔も見たくないって思いがずっと闘ってたけど、間があけばあくほど顔合わすのが気まずくなりそうだったから。
あくまでも私だけの話だけど。
もう、顔見知りになった頃とも違う反応なのが、完全に「過去の一人」に出来てるんだろうね。
だって私のことは何とも思ってないから。
分かってる。
だから、顔合わせられるのもあと何回あるかってことも。
でも、付き合う前のような楽しい時間すら戻ってこないのが現実。
私にとって「元彼」として消化していくための荒療治でしかない。
ひとつだけ安心したのは
風邪、やっと治りきったんだね。
私は
ずっと淋しいよ。
たった10日がものすごく長かったよ。
もう話すことなんて出来ないのに、今でも話したいことがたくさんあるよ。
…それでも、頑張って慣れていかなきゃ。
もう涙は出ない。
