みつなの親友 りぃ。
特徴としては 突拍子も無い事を ぬかす。
河童を見たと言い張る りぃ。
一緒に働いてた時 その奇怪な言動に 真剣にびびったものでした。
その頃はたいして仲良くも無く むしろ お互い
『 なんだ、コイツ。でも何か仕事はできるから 協力し合うか。』
と、思っていた。 !(´Д`;) ははは。
ある日 今度 自然の多いところ 森とか行きたいな~という話をしたと思います。
「みつなさん、みつなさん! 山は危険だ! 気をつけるんだ」
「な、何を? 」
「じゅぼっこが出るかもしれない」
「なんだって、じゅ? じゅ、何ぃ!?」
――― 樹木子 。
※ 妖怪の一種。
何でも血の流れた土地に生える木で それが人の血を吸う事で妖怪と化し
近付く人間の血をすするそうな。
「おま、何、言ってんだ!?」
「みつなさん、今度、水木しげるの妖怪大全集を貸してあげるから読むと良い!」
「いらねぇよ!」
「ワタシは彼(今の旦那。)と山に行くたび 気をつけている。じゅぼっこが出るかもしれないって」
「出るか! 」
「いや、妖怪はいるんだ! 水木しげる先生も仰っている」
そんな調子で 仕事帰りに よく話しながら ぐったり来たものです。
言う事が 予測も付かなくて 面白いけど しゅ~るとの紙一重。
まさに そんな感じでしたよ。
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それから 約6年後の 現在。
「みつなさん! この間の 未確認飛行物体特集のTV見た?」
「絶対 見るわけ無いでしょ!」
みつなは 宇宙人が 怖いのです。
「すごかったよ! UFOの映像とか、宇宙人に攫われそうになった映像とか」
「嘘だ。何かの間違いか演出と信じたい! 怖いじゃん!」
「こここここ怖かったよ! 怖くて夜、一人で出歩けなくなったよ。」
「そうしなよ。危ないよ。宇宙人以前の問題だと思うな」
「だからまず敵を知るところから始めようと思う」
「何!?」
「この北区のUFO研究家として 名乗りを上げようと思う」
「ナゼ!? (=◇=;)」
「だって 怖いじゃん! いざって時、どうしたらいい?」
「攫われないよ! 安心して生きようよ!」
こんな 調子です。
今、りぃの家に遊びに行くと 宇宙人関連のカラー特集号ばっかり 見せられるよ。
娘の(三歳。)のけぇちゃんまで ママの本~ と 言って持って来るよ。
だから あっしは 虫の次に 宇宙人が 怖いの!
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そんな りぃの名誉のために 言っておきますが
りぃ自身はものすごく 厳しく躾けられた しっかりした人だと思う。
半端じゃないよ。色々と。
ものすごく 器用で 仕事がすごく出来るタイプ。
「みつなさん~私、短期でバイトしたんよ」
「へ~!何の?」
りぃは育児に専念していたのだ。
最近 けぇちゃんも保育園に行き始めたし
ちょっくら働いて 勘を取り戻すか。 と なったようです。
「ブランドの○○○○」
「おい。なに、何の流れで高級店にバイトで行くんだ。」
「え?募集してたし、時間が都合よかったし?いやあ!売った、売った。バックだの小物をさ~ざっと 500万以上?」
「相変らず やるわね。しかも短期で。 なんちゅう力をバイトで発揮してるんだよ」
「いやあ。正社員の人たちが このご時勢だし売れないとか 言ってんの。
ばかじゃん? で、商品についてきいてもあんまりしっかり教えてくれないの。
だから自分で調べたさ。そして役に立ったのがカラーコーディネート 力だね。
昔化粧品売ってたとき、この人に合う色味があるって学んでたから。
バックもファッションのひとつさ。だからその人に相応しい物を薦めることが出来た。
気が済んだよ」
りぃは報酬云々よりそれ以上の働きをするのです。
そこはいつも感心してしまう。
自分がただのバイトだし~?とか 考えず 全力を尽くすのです。
「気が済んだって? 何、続けないの?」
「うん。もういいや。社員にならないかって言われたけど~断った」
「また、けろりと。ナゼ?」
「今のは小手調べ。他の仕事を探すよ。やっぱ、子供いると時間限られるし」
「そっか」
「また みつなさんと働きたいな。 まず、しばらくは・・・ないだろうけど」
「そうね。あの時は結果を出す事だけ考えてたから ぎすぎすしてたけど
今思うと面白かったね」
やっぱり 仕事に対して本気で挑む人と 仕事するのは面白いと思う。
当時はわからなかったけど 恵まれていたなと思います。
りぃの武勇伝は 現在進行形で 続いています。