クリスマスが終わり


年末までの慌ただしい時期になると


なぜか思い出すのが


マッチ売りの少女、かさじぞう、そして


オスカーワイルドの幸福の王子


この寒空 


民は等しく豊かな正月を迎えられるのだろうか


との思いに駆られ


(いったい私はだれ?)


幼き日の読書体験が去来する季節…


そこで今年の当ブログは


幸福の王子で締めくくることにしました


主演はお馴染み ゴトウユミコ先生作


リスの妖精くん


助演はゴトウ先生が来年の干支にちなみ


最近作ってくださった春駒くん


はじまり はじまり…


リス王子様


めでたい新年を迎えようというのに


なぜ泣いていらっしゃるのですか


ある日春駒さんが尋ねました




リス王子は答えました


ごらんなさい


この寒いのに、あそこに住む家がなくて


震えている老人がいる


春駒さんすまないが


せめて寒くないように


私のケープをあの人に届けておくれ





でも、それでは


王子さまが寒いでしょう



私はいいのだ


ふかふかの毛があるから…


ケープを届けたら


すまぬが


今度は靴を


あの農家に届けておくれ


冷たい畑仕事で履く靴も買えぬほど


苦しんでいるのだ…


ここのところの気候変動で


農家はいつも苦しいのだ…



春駒くんがもどるとリス王子はまた言いました


この帽子を どうか


雪の日にお使いさせられている


あの小さな子どもに


届けてあげておくれ


子育て支援が行き届かず


つらい思いの子どもはまだ沢山いるのだ


せめて頭が冷たくないように


かぶせてやってくれ


そしてこの金のハットピンは


子だくさんで食べるもののない


あの夫婦に届けておくれ


金は今高騰してるから


こんな小さなピンでも


しばらくは食べ物を買い与えることが


できるだろう





そしてこのズボンは…と


リス王子がズボンを脱いだ時


春駒さんがいいました


着るものがボロくてはずかしく


町へお正月の買い物に出かけられない


あのおウチに届けるのですね


贅沢な身なりの人があふれる町がある一方で


困窮家庭は増えており


格差社会は広がるばかりですからね


それなら、私のズボンも差し出しましょう


するとリス王子は言いました


それは駄目だよ 春駒さん


作者のゴトウユミコ先生が


私の着るものは着脱可能に作られたが


君のは着せつけに作られているから


脱ぎたくても脱げないんだから


こうして


幸せのリス王子は


立派な持ち物をすべて手放してしまいました


でも王子は幸せでした


だって裸ん坊でも



ふさふさの毛並みは


自然の風景に馴染むと評判だし




ポケットにおさまる小ささで


どこにでも連れてってもらえるからです〜


いかがでしたか


ゴトウユミコ先生のラグジュアリーアニマルは


厳選した自然素材で作られているためか


良質なアンティークレースが


よく似合う稀有な存在


そしてゴトウ先生は


私の物語作りたい病を面白がってくださる


とてもとても稀有な存在なのです🤣



裸ん坊のリスくんを王子さまに


という願いを今年聞き届けてくださった先生


なのに


身ぐるみはいじゃって ごめんなさい🙏




今年最後のブログです


皆様よいお年をお迎えくださいね


来年もよろしくお願い申し上げます。