■動画の見方の特徴
私のような古い人間は、今のテレビのテンポには、残念ながらついていけません。
例えば、喋りが早過ぎるケースが気になります。
アナウンサーの早口ならまだしも、素人に近い発声法の早口は聞き取りくいです。
最近のビデオですと、0.8倍速などがありますので修正して見ることはできますが、一般的にはそこまでテマ・ヒマをかけません。
ということで、動画は、写真のような静止画やテキストと違って、時間に縛られずに自分の好きなような見方ができないのが原則です。見る立場からの最大の制約です。
当たり前のことかもしれませんが、動画のこの制約は看過できません。
■動く球か、止まった球か?
野球を題材にした「巨人の星」というアニメーションをご存知でしょうか?
私の世代では、子供の常識として、必須のテレビ番組でした。
その中で印象的なのは、主人公の投手星飛雄馬の投げた球が止まった場面です。
投手とホームベースとの間で、どういうわけか球が静止します。
確かに、ある一瞬を捉えてみれば、球は止まったとも考えられます。
しかし、野球の特徴の一つは動いている球をどのように打ち返すかという点です。
ゴルフのように止まった球を打つという点で違います。
また、静止画である漫画をぱらぱらめくりにした動画がアニメーションです。
静止画を動画という活き活きしたものに効果的に変化させたにもかかわらず、あえて止めてみせたのは、絶妙な演出です。
テレビの野球中継では、録画再生により投手の投げた球を止めてみせることはさほど難しくはありません。
しかし、止まった球を演出して見せてもさほど効果的だとは思えません。
おそらく、実写とアニメーションの特性の違いだと思われます。
いずれにしろ、動画の本質的特徴を知ったうえで、演出を考えるのは不可欠です。
■安心感と面白さのバランス
動画の良し悪しは、企画だといいます。具体的にはシナリオです。
では、人間という自分勝手な存在に対して、心地よく動画をみていただくためには、どのようなシナリオがよいでしょうか?
一方では、ストーリーに乗って安心感をもっていただくことです。水戸黄門のシナリオのように、多少なりともワンパターンさが必要です。
他方で、変化を創出し興味や驚きを持たせないといけません。多少なりとも、飽きさせない工夫や面白さが必要です。
この2つの微妙なバランスを演出できているかどうかが鍵です。特に、社員教育用の動画には、安心感と面白さのバランスが必要です。
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