本当に緊張していて、まったく眠れませんでした。
でも、夜間担当だった看護師さんがまさかのジャニーズ大好きで私も大好きなので話が盛り上がっちゃって体温と血圧を測りに来てくれたのに体温も一気に微熱まで上がり、血圧も150まで上がってしまうというアクシデントに見舞われ、ジャニーズの重病患者だということが判明(笑)
そしてその看護師とは偶然にも同い年で話しているうちに本当に心が安らぎました!
当日の今日の朝、点滴や麻酔のための血管確保が行われた時からかなり緊張してしまってガチガチでした。
手術台に上がって麻酔を注入されて首の角度を変えられると意識が段々遠のいて行き、目は閉じていて手術している様子もわからなかったのですが、眠っている間に見ていた記憶だけはハッキリとあり、ジェットコースターでパラレルワールドと旅させられているような、様々な色の壁紙が押し寄せて来たりいきなり遠ざかったり、急下降したり急上昇したりしているような感覚で、最初に子宮を押される痛みと苦しさを感じると思えばすぐになくなり、ジェットコースターの旅は体感時間で約5分程度続いたように思えました。
その、ジェットコースターのコースを終えると手術台に上がって足を固定されている自分の体内に帰って来た様におさまり、到着。ドクターや看護師さんの声が聞こえて来た瞬間、込み上げてくる吐き気。
えづくと看護師さんが身体を横にしてくれた感覚を感じて、無意識に身体の反応のままに胃液を2.3回吐き、この時にやっと手術が終わったのだと瞬時にわかり、意識が朦朧としている中で赤ちゃんがいなくなってしまったことを悲しみ、苦しみを声に出さずにはいられず唸りながら泣いたのを覚えています…
段々と目を開けられるようになったのですが目の前はかなり回っていて焦点が定まらず、吐いた胃液がのどに溜まり苦く終始気持ちが悪かったです。
そのうちに首を動かせるようになったので時計を見ると体感時間5分だったと思ったのですが既に一時間程度経過していました。
頭が混乱状態で脳貧血のような状態のまま、車椅子で病室まで運ばれると部屋に着いた瞬間にまた吐き気が襲い、吐いてしまいました。
病室で待っていてくれた両親と旦那がみんなであたふた…(笑)
一度、胃液を吐くとすぐにスッキリし、ベッドに移されて横になると、不思議と意識も回復し、吐き気も消えて、呂律も元に戻り、普段よりは弱々しくはありましたが普通に家族とも笑いあえるほどまで会話も出来、回復しました。
手術を終えて、私は今回は流産という悲しい結果だったけれど、私たちの赤ちゃんは未熟な私たちに教えたいことがたくさんあって来てくれたんだと本当に心から感じることが出来ました。
そんな心構えで出産を迎えようなんてママもパパもちょっと甘いよ!と我が子が言っているんじゃないかなって思いました。
本陣痛を感じることは出来なかったけれど子宮口を少し開くだけでもどれだけ痛いか、ママはまず自分を健康体にすることを考えて、パパのことを今まで以上に大切に思いもっともっと心から愛してそれを言葉や行動で示す義務を怠らないこと、パパは家族のために身体を大切にお酒もタバコも控えなきゃってパパ自身に気づかせてくれたこと、授かる命がどれだけ尊いものか、全て我が子が教えてくれました。
うちの子、なんだかとっても優秀です…(•'-'•)笑
本当に我が子が大好きでした。
ううん、今も変わらずとっても大好き。
まんまる頭でぽっちゃりしていた可愛い我が子。
一度会ってしまったあなたはもうあなたが嫌だと言ってもママとパパの子だよ(*'-'*)!
ママはあなたが帰って来てくれる時までには今度こそ寝心地の良いベッドをちゃんと作っておくから、早く戻っておいでね!
心からあなたに誓います。
離れてても、ずーっとずっと愛してる。