ヴィンテージと聞いてどんなことを思い浮かべますか?

 

ファッションが好きな方はヴィンテージ・ジーンズだったり、ヴィンテージ・ジュエリー。車でもヴィンテージ・カーと言われたり、古くて、しかも価値のあるものを指す言葉ですね。その価値を感じるのは人それぞれですが、、、。

 

ワイン用語での”ヴィンテージ・ワイン”は、ある程度古く年代物のワインを言います。ファッション、車、同様に価値基準も大事です。

ただ無造作に家の押し入れに入っていて古くなってしまっただけのワインをヴィンテージ・ワインとは言い難いのです。

 

ヴィンテージは収獲年の事でもあります。例えば、2000年ヴィンテージのワイン、今年のヴィンテージは良い出来だね。と言うときはブドウを収穫したタイミングの事です。

 

収穫年の意味とは別で使われるヴィンテージの価値基準の一つとして、収穫年の出来、不出来が関係してきますが、素晴らしい年はグレート・ヴィンテージと呼ばれます。

 

気温が高い日が続くだけではワイン用ブドウに必ずしも良い影響になるとは限らないのが、ブドウ栽培家さんを悩ませるところです。ワインメーカーさんも収穫のタイミングの指示の為、天気予報を毎日チェックするそうです。

 

グレート・ヴィンテージと言われるのは、俗にいう当たり年ですが急激に気温が上がり続けて暑くなったりせず、昼夜の寒暖差があり、ブドウがゆっくり生長し、収穫前に雨が降らない事は最低条件です。単純に豊作で収穫量が多いだけではグレート・ヴィンテージとならないこともありますよ。

 

作り手さんが毎年グレート・ヴィンテージだよと言っても何も問題はありません。厳格な決まりはないのですから自由です。

グレート・ヴィンテージと言われない年のワインは美味しくないのかというとそんなことは全然ありません。楽しみ方は色々で毎年、毎年、丹精込めてブドウを栽培し、天然、自然の中でワインは作られていますので、どんな年のワインも感謝して大切に飲みたいと思っています。

 

大事な記念の年や、子供が生まれた記念にその年のワインを買って20歳の誕生日に楽しみたいと長い年月ワインを取っておく事もあると思いますが、家での保管・熟成は注意が必要ですので気を付けてください。

ヴィンテージ・ワインで間違っているわけではないのですがただ古いだけのワインになりませんように。。。