7回目の当選か、新人か、大激戦?!茨城県知事選、明日投開票 | 選挙バカ一代~衆院選、参院選、統一地方選~

7回目の当選か、新人か、大激戦?!茨城県知事選、明日投開票

私は元々茨城県の生まれですが、その茨城にて県知事選が行われていて、結構面白い事になっているようなので取り上げてみます。

(特に維新は絡んでいないようですが)

 

 

現職は橋本まさる氏で、今回当選すれば7期目です。

既に6期24年やっています。私が小学生の頃から知事をされています。

Wikipediaによれば何でも私と同じ東海村出身だそうです。そして出身高校も一緒。

何となく親近感が湧きますね。

 

茨城と言えば自民王国ですが、橋本知事は他選批判からか最近は自民党の推薦を得ていませんでした。2009年の知事選ではあの政権交代選挙と同日でしたが、この時自民党だけでなく当時の民主党も候補者を出していたにもかかわらず、大差で当選しました。

前回は自民党は候補者擁立を見送り、民主党は下野直後、そしてこの年の参院選でも惨敗でしたから、知事選挙どころではありませんでした。

 

そして今回、自民党が満を持して送り込んだのが大井川和彦氏。

さすがに24年も知事やったらもう駄目でしょと思っていましたが、案外接戦のようです。

 

日刊ゲンダイによれば、「自民党、NHK、朝日新聞の調査では大井川氏がややリード、共同通信や読売新聞の調査では橋本氏がやや優勢」との事。

情勢判断が真っ二つに割れるほどの激戦という事です。

西の橋下徹も選挙に強かったですが、東の橋本昌も選挙強いな。というか化け物。

S級妖怪並みの選挙の強さです。

 

で、選挙の争点ですが、どうやら東海村にある第2原発の再稼働問題のようです。

東海村と言えばかつては原発があるのに、東日本大震災の際の原発事故における東電の余りのいい加減さ、無責任さに対する怒りで脱原発派に転じた村上達也村長がいましたが、今は村長が代わり、原発へのスタンスは正直よく分かりません。

 

橋本氏は「県民の命と暮らしを守るため、安全性と避難体制の実効性が確保できない状況では(東海第2原発の)再稼働は認められない」と慎重。

大井川氏は「安全安心の県土づくりのために、防災体制の整備、原子力安全対策の強化を図る」という事で、どちらかと言えば再稼動寄り?

あともう一人、共産党の鶴田真子美氏は「老朽化し、被災した東海第2原発の再稼働・運転期間延長には同意しない」と反対の姿勢です。

 

まぁ正直言って原発事故が現実に起こってしまった以上、再稼動するというのはよっぽどの度胸が無いとできないですよね。

結局安全性と避難体制の実効性が担保できるかどうかです。それができないのであれば、原発以外の選択肢も検討すべきと思います。

ただ、東海村は原発関連の補助金でいい思いをしてきて、財政も健全でありました。

でも、これからは原発が無くなる事も覚悟しなくてはいけないのかも知れません。

まぁ、原発事故が起こったらハイお仕舞いでは茨城県民及び周辺県にまで迷惑がかかりますからね。

 

という訳で脱原発が争点ではあるものの、別に対立しているわけでもなく何となくふわっとした選挙になりそうです。

ただ、茨城県は魅力度ランキングでは最下位らしいので、元県民としてはもっと外にも魅力ある県であって欲しいなぁと思う次第。

東京にも近いし、住み易いと思うのですが。

日本維新の会も今回の知事選には絡めませんでしたが、石井章参院議員が頑張っておりますので、是非茨城県の魅力も発信して欲しい!

 

という訳でたまには維新が絡んでいない選挙も取り上げてみました。

丁度お盆と選挙期間が重なったので家族でも話題に上りましたが、やはり余り盛り上がっていないような感じでした。

ですので私もテンション低めでお送りしました(苦笑)