本日8時からの読売TV「ウェークアップ+」にて小池東京都知事と松井大阪府知事が夢の競演! | 選挙バカ一代~衆院選、参院選、統一地方選~

本日8時からの読売TV「ウェークアップ+」にて小池東京都知事と松井大阪府知事が夢の競演!

読売テレビ「ウェークアップ+」のページより

http://www.ytv.co.jp/wakeup/

 

 

1月7日(土)放送

2017年小池劇場の行方は…?辛坊がすべて聞く!

【キャスター】辛坊治郎 森麻季 坂木萌子 蓬莱大介(気象予報士)

【ゲスト】橋本五郎(読売新聞特別編集委員)中江有里(女優・作家)中田宏(前横浜市長・元衆院議員)小池百合子(東京都知事)松井一郎(大阪府知事)


酒断ち宣言小池都知事が生出演…都議会自民党との関係は?小池新党の行方は?“夏の陣”前に何語る

▽仏留学生が行方不明…国際手配チリ人容疑者の男とは

▽東京五輪の次は大阪万博?松井大阪府知事に聞く実現に向けた処方箋

以上。

小池知事は正に今の時の人であり、今年夏に予定されている東京都議選においては新党を立ち上げて東京大改革を掲げて既存勢力と戦う姿勢を示しております。

その勢いはすさまじく、産経新聞の予測では30議席は固いのではないかと見られています。

都議会の定員が127人ですから、約4分の1を小池新党が占める事になります。

候補者は他党から現職を引き抜くのか、あるいは政治塾の塾生から選ぶのか。

まぁ大阪維新の会が初めて選挙を戦った時も、松井知事(当時府議)ら自民党を抜け出した面々と吉村大阪市長ら新人が半々ぐらいでしたからね。いや、半々は言いすぎかな?1:2くらいだったかな?

 

でも、現職から引き抜くとしても恐らく自民党からだけのような気がしますね。

民進党の現職とか引き抜いても、実務では何の役にも立たない無能という概念を具現化した、反面教師とすべきな存在だし。選挙に強いとかお金をたくさん持っているとか何らかのメリットがないと引き抜いても仕方ないですよね。民進党なんかから議員を引き抜こうものなら、選挙目当てで脱走してきた奴に何ができると都民に馬鹿にされてしまいます。

民進党の無能議員を引き抜くくらいなら、新人を登用した方がマシというものです。

 

自民党と言えば、自民党会派(60人)のうち、3人が昨年末に会派を離脱して新会派を立ち上げました。これにより自民党会派は57人となりました。

まぁ定数が127なので元から単独過半数には届いておらず、60から57に減ろうと影響は限定的…と言いたい所ですが、これは大阪維新の会が立ち上がった時と似ています。

大阪でも、始めは松井知事ら6名が「自由民主党・維新の会」を立ち上げたのが地域政党・大阪維新の会ができたきっかけでした。

そして浅田均府議(当時・現参議院議員)や坂井良和大阪市議(当時)らが合流し、あれよあれよという間に大勢力となり、結党からわずか1年で大阪府議会・大阪市議会で第1党となったのは記憶に新しいところです。

自民党としては、当然この再現は避けたい所でしょう。

そこで、安倍総理が10日に小池知事と会談することになりました。都議選の事も話題に上る見込みとの事です。

まぁ、橋下氏は既存勢力に対して徹底した対決姿勢を取りましたが、小池氏は恐らく橋下氏の真似はしないでしょうね。

大阪の政界は本当に腐りきっていた。いや、別に汚職がはびこっていたとかそういう訳ではなくて、無能と言うか、無責任と言うか、とにかく衰退を止められず、借金を増やすばかりで、財政破綻寸前の状態でした。

そして何より大阪府と大阪市が不毛な対立ばかりしており、以前オリンピックを誘致した時も、大阪市ばかりが前に出て大阪府はほとんど何もせず。そして惨敗。パワーを無駄遣いするばかりでした。

そういうふざけた行政に対する庶民の怒りが大阪維新の会の力の源泉でした。

 

しかし、今の東京はそこまでの腐敗はしていないように外からは見えます。果たして小池新党は都議選で躍進するのか?実は私は今まで懐疑的でした。

とはいえ、昨年末に打ち出した私立高校無償化はいいですね。大阪府は既にやっています

これは橋下政治の中でも非常に評判が良いです。

え?高校無償化なら(公立限定ですが)、民主党政権だってやっただろうって?

でも、借金して、増税してやったら駄目なんです。そこまでして負担を増やすぐらいなら無理に無償化しなくても良いとなります。

橋下さんが、大阪維新の会が凄いのは、増税や借金を増やす事無く行政改革によって財源を生み出した事です。

とはいえ、平成26年度までは臨時財政対策債とかいう、本来国から地方交付税として支給されるべきお金を無理やり地方の借金として国から押し付けられるというふざけた借金のせいで、大阪府債務の総合計は増える一方でした(但し、臨時財政対策債を除いた、自力で削減可能な借金の額は減っていました)が、平成27年度には、臨時財政対策債も含めた府債残高でも遂に減少しました!

これも維新改革のおかげです。しかし、大阪府の財政はまだ厳しい。これからも改革が必要です。

 

まぁこんな財政難でヒィヒィ言っている大阪府でも何とかできるのだから、大阪なんかよりずっと財政が豊かな東京なら軽くできるでしょう。

これが来年度から実現することになれば、小池新党大躍進は十二分にありえます。

というか、私が非常に疑問なのは、なぜ小池氏以外の勢力は維新が大阪で躍進した理由をロクに分析しようとしないのか。そして真似しないのか。

橋下氏が大阪府知事になった2008年からもう何年経ってると思ってるんですか。それでも大阪維新の会は今でも大阪において大きな影響力を発揮しています。これはもはや単なるブームではありません。当然何らかの理由がある筈です。

そこで小池氏は大阪改革において特別顧問として活躍した上山信一氏に目を付け、ブレーンに迎えたのだと思っています。維新改革の真似をどんどんしていただければと思います。

 

え?橋下氏ら維新の連中のすることなんか真似できるかって???

ああ、そうでしたね。本気で既得権と戦おうとすれば、それこそSPを常時つけていないといけないくらい命を狙われ、命がいくつあっても足りない状態になるんでしたね。

だからこそ、そんな状態も厭わず、大阪府民のために戦ってくださった橋下さんや大阪維新の会の面々は尊敬されるんですよね。

うーん。それと比べると日本維新の会の面々には既得権と戦う気概が見えないのかなぁ?大阪以外では維新が受けないという事は。

やっぱ民進党の元職とか受け入れたのが不味かったのだろうか???

あと、小池氏は政治塾から候補者を擁立するにしても、候補者の資質は十分に見極めた方が良いです。

維新は国会進出にあたり維新政治塾からも候補者を選出しましたが、その際に、日常の言動にも問題の多かった馬鹿を公認してしまって、その馬鹿議員が国会をサボるという不祥事をやらかし、足を引っ張られました。

不祥事が明らかになってから除名しましたが、時既に遅し。

不祥事が発覚した時期がちょうど大阪都構想の住民投票の直前であり、維新に対する心象が悪化した事で都構想の住民投票は否決されました。

まぁ、候補者の資質って具体的に何やねんという気はしますが、最低限、ビジネスマナーを弁えているか、集団行動は出来るかぐらいは見た方がいいです。

法律知識とかもあった方がいいんでしょうが、専門的な所は役人に補ってもらえばいい訳ですから、必須という訳ではないと思います。

小池新党には、維新がやってきた良い面は取り入れていただき、悪い面は改善するようにしていただければと思います。

 

最後に、日本維新の会東京都総支部である東京維新の会と小池新党の関係について。

これは完全に私の推測ですが、恐らく選挙協力はしないと思いますね。前回もみんなの党と日本維新の会(初代)との間で選挙協力がなされようとしましたが、橋下氏の慰安婦発言をきっかけに選挙協力が破綻。悲惨な事になりましたからね。異なる勢力が協力し合うというのは非常に難しい。私が議員の資質にマナーや集団行動(協調性)が必要と考えるのは他党間で協力するには協調性が不可欠だから。

単独で選挙を戦えるのは自民党だけですからね。その自民党に対抗する政党を作ろうと思えばどうしても他と連携せざるを得ないという事です。

ただ、無理に連携する必要はないと思います。特に東京都議選は小選挙区制ではないですからね。恐らくお互い候補者を立てて切磋琢磨するのではないかと思います。

1人区で小池新党と維新がぶつかって票を食い合えば自民党を利する事になるんじゃないかって???大丈夫!東京維新の会にそこまでの体力はありませんから(涙)

というか、都議選においては1人区はわずか7選挙区。ここにパワーを注ぐくらいなら、他の取れそうなところを確実に取ることを目指すべきです。

恐らく、維新は定数の多い選挙区に絞って候補者を出すと思われます。

現時点で公認予定されている顔ぶれを見ても、現職のやながせ裕文氏の大田区(8人)をはじめ、世田谷区(8人)、杉並区(6人)、練馬区(6人)、足立区(6人)など定数の多いところが多いです。

北多摩第3区は定数3ですが、これは次の選挙から定数が1増える選挙区で、現職は二人しかいないため、比較的狙い目ということなんでしょうね。

維新の候補予定者唯一の女性候補である海老沢由紀氏の選挙区である町田市もそう。今まで定数3だったのが4に増えます。あとは定数4以上の選挙区ばかり。

ちなみに、海老沢氏は前回の選挙では世田谷区から出馬しましたが落選。まぁ最下位での落選でしたからね。仮に前回の得票を倍にしても当選ラインには届きません。世田谷区の住民とはそりが合わなかったんでしょう。今回は選挙区を変えて心機一転といったところでしょうか。

ただし、唯一の例外が南多摩選挙区の谷口浩二氏。ここは定数2という事で、自民党、民進党という二大政党のうちどちらかは最低限蹴散らさなければなりません。

正に男です。たとえ行く手に困難が待ち受けていると分かっていても、自分の信念のために行動する。これこそ維新スピリッツです。こういった漢は応援したいですね!

 

という訳で小池新党と東京維新の会はお互い切磋琢磨する関係でありたいものです(自戒を込めて言いますが、罵詈雑言は無しで。あくまでマナーを弁えた上での批判でいきましょう)