自粛期間が明けて段々音楽活動も再開させていただいて、大変ありがたい限りなのですが、
練習スタジオなどの狭い施設ではまだまだ使用再開というわけにはいかず、
特に、「管楽器と歌(マスクをつけられない活動)はお断り」という場所がほとんどで、
いつも以上に練習場所さがしに苦労する毎日・・・
「ズーラシアンブラスみたいに、被り物かぶればいいんじゃない?」とか
「マスクに穴空ければよくない?」とか、
仲間内で冗談交じりに話していたんですが、
本当にでました。
管楽器演奏用マスク。
8月18日に、島村楽器さんから発売されます。
HPには、「メガネが曇りにくい仕様!」と謳っていましたが、
気にするとこそこじゃない
そもそも管楽器は歌などと比べてほとんど飛沫は飛びません。
東京都交響楽団さんがデータにしてまとめてくださった、「都響が楽器奏者の飛沫測定を根拠とする演奏会再開への行程表」をみれば、奏者ごとの飛沫がどのくらいかわかります。
https://www.tmso.or.jp/j/wp/wp-content/uploads/2020/07/Guidelines_ver.2.0.pdf
ちなみにファゴットは「飛沫0」
歌は、朗々と歌うドイツ語はあまり飛沫が無く、破裂音の多いイタリア語は飛沫が多く飛ぶ模様。なんかイメージ通り
管楽器の飛沫はほとんど楽器内に留まるので、外に出ることはほとんどないそうです。
でも、「管楽器=息を使う楽器」というイメージが、なんとなく飛沫を飛ばすイメージに結びついてしまうんでしょうね。
「管楽器用マスク」の効果は、飛沫がどれくらい抑えられるかなどの理論的な効果ではなく、
「マスク付けて吹いてるから飛沫大丈夫でしょ、演奏させてよ」
という免罪符的な役割には、効果あるのかもしれないですね
・・・・・ま、ここまで管楽器奏者として思うことを長々話しましたが、一番思うのは、
オーケストラで一番飛沫を飛ばすのは、
間違いなく、指揮者