大変遅まきながら、『キングダム』にハマりつつあります。

きっかけは、金曜ロードショーで放送された映画『キングダム』。

紀元前255年の中国が舞台の壮大な歴史物語です。

原作があるとしたら、司馬遷の『史記』くらい?

 

もともと歴史が好きで、ついに大学の史学科にまで進んだ私。

ただし、専門は西洋史でした。

 

でもね、実は高校生の頃、中国史にどっぷり漬かっていた時期があったのです。

私見ですが、春秋戦国時代って、中国史の中でも最もダイナミックに変わった時代だと思うんですよね。

だからエキサイティングだし、ロマンがある。

 

自分で言うのもなんですが、ロマンチストで歴史好きな高校生だった私は、世界史の授業で中国古代史に差し掛かったとき、想像した通り、春秋戦国時代にハマりました。

で、高校の図書館で司馬遷の『史記』を借り、毎晩眠い目をこすりながら少しずつ読んでいったわけです。

でもねー。

元が漢文でしょ。

読み下し文と解読・補足説明が併記されていたとはいえ、やっぱり難解なんですよね。

ついに『項羽本紀』を読んだだけで挫折してしまいました……。

 

そんな過去がある私ですが、今になってまた熱が戻ってきました。

映画『キングダム』の役者さんたちが、とにかく素晴らしいからです。

特に見入ってしまったのが、吉沢亮さん演じる秦王・嬴政(えいせい)。

う、美しい……麗しい……。

王としての気品に満ち、強くしなやかで聡明な若き王。

目が離せません。

 

今のところ、映画を追いかけて行こうと思っているので、原作は未読のままです。

今週の金曜ロードショーも楽しみだなぁ。