昨日は国際女性デーでした。

皆さんの会社でもミモザとか飾ったのでしょうか?

さてさて我が国、日本ですが、その評価は
主要29か国でワースト2位(7年連続)
理由:賃金の男女格差や、男女ともに有給休暇の取得率が低い
だそうです。

少し話は逸れますが
女性活躍推進法
2016年施行。10年の時限立法の法律ですがご存知でしょうか?
事業主に対して、女性の活躍状況の把握や課題分析、数値目標の設定、行動計画の策定・公表などが求められます。
101人以上が対象
└背景
 現在および将来の人手不足、労働力不足を解消するため
 就業を希望しているものの、育児や介護を理由に働けていない女性が約300万人にも上るため
 出産・育児による離職を経て再就職する際に非正規雇用者となる場合が多く、能力の発揮を阻む一因となっているため
 グローバル化やダイバーシティ(人材の多様化)に対応するため
 各種ハラスメントに対処するため
個人的な意見としてこの、数値目標ってところが、あまりよろしくないと思ってます。
数値を満たすことが目的になってしまうからです。

実は、自分も恥ずかしながら、女性の立場に立った考えを持っていないなと思うことが最近ありました。
自分では女性の気持ちを理解いているつもりでも根底の部分をキチンと考えてみたことがなかったのかなと。
表向きしか考えていなかったと。
 -女性は男性と賃金の格差がなくなればよい
 -管理職に女性を登用していけばよい
 -育休から復職する際に、働きやすい環境があればよい
 -雇用形態を正社員とすればよい
結局はこれなのですが、So Whatはわかっていても、Why Soを深く考えていなかったのです。

社会学者で東大名誉教授の上野千鶴子(ちづこ)さんがこんなことを言ってました。
「女を使えないのは、男の側、管理職の側の問題です。ダイバーシティーだの外圧だのに目配りしながら、つじつま合わせでやってるだけ。例えば、社外取締役の女性比率が高いですよね。「うちの会社では、内部人材を育てられませんでした。」と告白しているのと同じです。組織はトップの姿勢でいくらでも変わります。」

働きたい(仕事と育児を両立したい!)、キャリアを途切れさせたくない
子どもがいない社員と全く同じように働きたいが、小さい子供がいるとう意味で、前提が異なっているだけ。
短時間勤務を希望される復職者の女性の場合、8時間労働が当たり前の社会で、ライフスタイルが異なるために毎日8時間拘束はスタイルにマッチしないから、6時間を希望しているだけなのです。
子どもがいるから仕方ないのですが、仕方ない=決して悪いのではなく、会社としてむしろ歓迎してあげる社会/会社となるべきだなと。