先日、フェアトレード団体の講演会があり、参加してきました。
フェアトレードとは何か、その団体はどういうきっかけで活動を始めて、どんな活動を通じてどんな成果をもたらしているのか…を、2時間にわたって、代表がお話してくださいました。
フェアトレード、すごく興味があるのですが、いまいち不透明感も否めない、というのが私の印象です。
なので、代表の方のお話をうかがえるのはとても貴重で、ためになる時間をすごさせていただきました。
そしてお話のあと、常日頃どうしても気になっており、かつお話をきいても解決しなかったことについて、僭越ながら質問させていただきました。
それは…
「どうして成果報告の際、具体的な数字を用いたレポートをあげないのか」というものです。
活発に活動しているフェアトレード団体というのは、確かに地域の人たちに恩恵をもたらしているように思われます。ただ、どの程度恩恵をもたらしているのか?つまり、貢献を数値化するとどうなるのか、というのが明確ではないケースがほとんどです。
私はこれを、明確にすべきと考えています。
明確にすることによって、より強く、消費者の「社会貢献したい」という+αの消費マインドに訴えることができる。というよりはむしろ、消費者の「社会貢献したい」という気持ちにつけこんで商売している以上、「どのような社会貢献に役立っているか」の報告は義務だと思うのです。
というわけですので、
「今年はみんなでがんばって畑をたがやして、去年よりもたくさんのオリーブがとれました。来年も引き続きがんばります☆」ではなく、
「売上の3割を使って、農機具を購入。農機具の試験的導入より、オリーブ収穫高は昨年対比30%増でした。来年は売り上げの半分を当て、全耕作地への農機具導入を目指します。これにより70%アップが見込まれています。」って報告してほしいんですよ。
この方が、がぜん買う気になります。
実際に、このようなレポートを導入している団体があります。
それは、かの有名なジョンウッド氏(「マイクロソフトでは出会えなかった天職」の著者)の団体、ルームトゥリードです。
フェアトレード団体ではないのですが、(勉強不足ですみませんが)このような活動方針の団体をほかに知らないので、例としてあげさせていただきます。
この団体は、ジョンウッド氏がサラリーマン時代に培ったノウハウをもとに、徹底した成果レポートをあげてくれます。自分の寄付したお金が、どのように使われ、結果どう貢献したか、を教えてくれるのです。
「寄付して、なんとなく世の中の役に立った気になる」のではなく、「どこの国の図書館設立のための建設資金として使われ、結果全校生徒×人の小学校に常設図書館ができた」みたいな感じです。
非常にわかりやすい。
寄付し甲斐があるというものです。
非常にアメリカらしい…ともいえるのかもしれませんが、この手法を、ぜひフェアトレード団体でも用いてほしいのです。
残念ながら、私が質問させていただいた代表の方の回答は、「忙しくて数値をはじき出している時間はない」というものでした。成果レポートをあげることに重きを置いていない、と言えると思います。団体の代表の方が、そう判断して、そのように活動されているのですから、これ以上は私がとやかく言えることではありません。
私の主張は、あくまで素人の外野からのいち意見にすぎませんし…。
ただ私がフェアトレード団体を運営するとしたら、ぜひこのような成果レポート徹底主義の団体にしたいと考えています。
今、Chuttiではそこまでのことはできませんが、いつか、インドの貧しい子供たちをサポートできるような仕組みをつくれたら…という気持ちはあります。
その時まで、今の考えはとっておこうと思っています。
また、地道に活動されているフェアトレード団体については、賛同できる団体はぜひ応援してゆきたいですし、そのための情報収集も活発に行ってゆきたいと思っています。
