内情暴露系の話ってありますよね。
その対象に関係または注目する人(外野と表現します)にとっては非常に興味を
そそられるものです。
当たり前ですが、どの企業、組織、人でも、外面と内情は違います。
そして内情というのはたいていの場合、外には見せられない、あるいは見られた
くない部分だったりします。
対象に興味をもっている外野は、その興味ゆえに内情までも知りたいと思うけ
ど、それを知るとがっかりすることのほうが多かったりします。
華やかな成功者に見えても実は人間的には尊敬できない人だったとか、ヒット製
品を出す企業でも内部では足の引っ張り合いばかりだとか、枚挙に暇が ありま
せん。
さて、ある企業を辞めた人がその企業の暴露本を出したとしましょう。
筆者本人は辞めてもその企業のファンであり、少しでも外部で話題になり改善に
向かえば、などと言ったりしますが、実際にはその企業のブランドを著 しく貶
める結果になります。
ブランドに傷をつけるにはこれは結構効果的です。「えー、実はそんなだった
のー、幻滅」ということになれば、どんな良いイメージを持っているブラ ンド
といえどそれなりにファンが減るわけです。
だからこそ内情というのは社外秘であり、関係者には守秘義務というものが課せ
られます。守秘義務は当然ですが離職後も継続します。退職する時に 「在籍時
に知った内情は口外しない」という念書を取られたりするのは一般的ですよね。
ところで、暴露話の中でも不正を見過ごせず告発するものと、組織を抜けた後に
「実はこうでした」と曝すものがあります。告発系は組織にいながら行 われる
ことが多い「勇気ある行い」ですが、後から曝すものはそもそも守秘義務違反で
あるうえに、動機の多くが私怨です。こういうのはゴシップネタ としては美味
しいのでよくマスコミが取り上げたりします。
でも炎上マーケティングでない限り、ゴシップ系暴露話は誰にも益はありませ
ん。といより害のほうが多い。
対象になった人や組織や企業、それに関連する人にとっては人間関係にヒビが
入ったりするし、愛着をもって接していた外野(ファン)を失うこともあ るで
しょう。
たとえは悪いですが、交通事故のように加害者も被害者もどちらも損をすること
になるのです。唯一、対岸の火事として見られる野次馬的心理の人たち はゴ
シップネタとして楽しめるでしょうね。
まあ何が言いたいかというと、中の問題は中で解決すべきこと。問題だと思うな
ら中にいる間に改善に向けて動くべきなんじゃないかということ。
世論を味方につけて外圧で矯正させるという手なんでしょうけどね。
告発系でない限り、外に曝したところで誰が何をできるものでもありません。
と、最近見た暴露系の話題を見てネタにさせてもらいました。