今日は、浜松国際ピアノコンクール第3次予選2日めをライブ配信で聴きながら、昨日、会場で聴いた1日めについて書こうかな、と思います♪
3次予選は室内楽(モーツァルトピアノ四重奏曲第1番か2番)を1曲と、自由な選択によるソロリサイタル。
1人1時間10分のリサイタルを6人聴くので、休憩を挟みながら約9時間…
体力が持つかなぁと思いましたが、聴き始めてみると演奏を聴くのに夢中になって、凄く楽しめて結構大丈夫でした![]()
最初に驚いたのが、室内楽の奏者が一流アーティストたちばかり![]()
ヴァイオリニストの川久保賜紀さんやチェリスト向山佳絵子さん…
チェロは好きで向山佳絵子さんのアルバム何枚か持ってます![]()
ここで演奏をお聴きできるとは思いませんでした。
3次の演奏は、ピアノ四重奏とソロリサイタルで1時間以上ですから、集中力を保つのが大変でしょうね。
今まで何曲もの練習と本番の緊張続きで、皆さん疲れてるでしょうに、本当に皆さん頑張ってます![]()
プログラムの中で、自分の持っているものをすべて出そうとしているのが伝わってきて、精一杯演奏されている姿に本当に感動しました![]()
皆さん素晴らしかったのですが…昨日の6人のうちで、印象に残った演奏だけ。
務川慧悟さん。
モーツァルト四重奏曲第2番。
音がまあるくっていいなぁ、と思いました。
ヴァイオリンとの掛け合いや、弦との音のバランスも良かったです。
(写真はすべて浜コンのホームページより)
ソロのほうはバッハ/ブゾーニのシャコンヌも良かったけど、素晴らしかったのはラヴェルの「鏡」![]()
生で聴いた務川さんの音は、内的な世界の広がりを感じさせるような、味わいのある音色。
派手な音ではないけれど、何種類もの微妙な音色の変化…
2次のライブ配信を聴いて、音の扱い方がうまいなぁと思いましたが、音だけでなくピアノの扱いすべてがうまい。
打鍵もペダルの使い方も、ピアノを取り巻く空間まですべて、自在にコントロールしてる感じ。
音を出す前から、手を鍵盤に持っていくしぐさとかで、もう音楽を作り始めてる。
そういうところは、小山実稚恵さんと似てるなぁと思いました。
演奏を始める前から音楽の雰囲気を醸し出してる。
ラヴェルの「鏡」…素晴らしい名演でした![]()
牛田智大君。
モーツァルトの四重奏曲で初めて牛田君の生の音を聴いたわけですが…
凄く音に深みがあって華やか。
モーツァルトにしては華やか過ぎる音のような気もしましたが。
前の演奏者まではShigeruKawaiだったのがYAMAHAに変わったせいかな、とも思いました。
シューベルトの即興曲op.90-3では、美しいメロディを左手の淡いハーモニーの上でよく歌わせて、ロマンティックな歌心を凄く持ってる方です。
リストのロ短調ソナタ。
1曲で30分を超す、壮大なテーマを持つこの曲。
牛田君の全身全霊をかけての演奏は迫力がありました。
ミスタッチもなく、見事な演奏でした。
最後の演奏者、ザン・シャオルー君。
シャオルー君のモーツァルトの四重奏曲。
キラキラ輝く音で、テンポのノリもよく、イキイキとモーツァルトらしい演奏。
弦楽器とのバランスや、掛け合いも息ぴったり。
室内楽ってこういうのが本当だろうなと思いました。
ショパンの舟歌も凄く良かった。
テンポが少し速めで、もっとゆったり弾いてほしい気もしました。
そして、リストのロ短調ソナタ。
これはもう圧巻![]()
地獄から垣間見える天国みたいなこのソナタの世界観を、カラッとした音で鮮やかに弾ききってました。
ここまでの超絶テクニックを、これほどまでのスピード感で弾けるって凄いです![]()
テクニックだけじゃなく音楽のセンスもずば抜けているし、いや~驚きました。
6人の違った個性を持つピアニストたちの演奏。
それぞれに良い音楽、良い音を持ってます。
だれが1番とか2番とかなくて、それぞれタイプが違うだけなんだと思います。
時間的には長いと思ったけど、まったく飽きず楽しかった![]()
余談ですが...
休憩中、トイレの列に並んでいるとき、向こうからフィリップ・ショイヒャーさんが歩いてきた![]()
思わず「フィリップ!」と声をかけて「昨日のコンサートに行きました」と言ったら…
「I remmember of you.Thank you so much!」と言ってくれました![]()
めっちゃ嬉しかったです![]()
ますますフィリップのファンになったおばさんでした![]()
今日のライブ配信は全員聴けていませんが、今田篤さんも梅田智也さんも良かった![]()
20時過ぎには本選出場者が決まります。
結果の報告だけアップしようかなと思います。


