渡瀬恒彦さんが亡くなられました。
渡哲也さんの弟。
世代が違う僕は、似ている二人を混乱したものです。
日本の映画界を盛り上げられた渡瀬さんのご冥福をお祈りいたします。
最初に、渡瀬さんをはっきり認識したのは、高校時代に友人と見た「マルサの女」の同時上映。
「首都消失」という小松左京原作の映画でした。
あれ、小松左京だけ「さん」をつけていない。」
ツツイストの僕は、小松左京も大好き。
どちらかというとこちらを楽しみに行ったのです。
2本観た感想。
渡瀬さんは関係なく、「マルサの女」は面白かった。
僕の、人生観を変えたと言っても間違いではありません。
「タンポポ」しかり「マルサ」しかり。
「スーパーの女」も面白い。
当時、ハリウッド映画に魅了されていた僕に、日本映画のダメさと希望を与えてくれた2本立てでした。
「マルサの女」で有名なセリフがあります。
マルサの税務官が査察が行き詰まって、山崎努扮するラブホテル経営者に質問します。
「どうしたら金がたまるんだ?」
「せっかくだから教えてあげるよ。金貯めようと思ったらね・・。花村さん。使わないことだよ。あんたは葬式がありゃ1万、結婚式がありゃ2万と出すでしょう。そんなもの出してたら金は残らねえ。100万あったって使えば残らない。10万しかなくても使わなければ、まるまる10万残るんだからねえ。」
「あんた、今、ポタポタ落ちてくる水の下にコップを置いて、水、貯めてるとするわね。あんた、喉が渇いたからってまだ半分しか溜まっていないのに飲んじゃうだろ。これ、最低だね!並々いっぱいになるのを待って・・・それでも飲んじゃだめだよ!いっぱいになって・・・溢れて、垂れてくるやつ!これを舐めて。我慢するの。」
すみません。長いセリフで。
でも、高校生ながら、完全に世の中を理解しました。
最後は、舐める仕草をするのですが、もう、僕の中に刷り込まれています。
でも、権藤さん(山崎努)の格言が全くできていない僕に反省です。
映画といえば、東京の明治座近くで、先日、とても素敵な女性にお会いしました。
日本橋浜町のかうんたーばー。
暗い民家の入り口を抜けると、そこには、明るい空間が広がりました。
着くとすぐにトイレへお邪魔。
靴を抜いで上がります。
戻りながら、神棚に目をやると、力道山のフィギュア?
プロレス好き?程度の認識で、席へ戻りました。
(古賀政男さんの写真もありました。)
話を聞かせて頂いたのですが、写真や逸話が出て来る出て来る。
私の知らない芸能の話は、驚きの連続でした。
(本当に素敵な空間でした。)
お父様が地元の名士で、ダービー馬の「ヒカルメイジ」の所有者とか。
力道山に14歳のときにお姫様抱っこされたとか。
もう、色々。
田舎者には分からない、日本復興の頃の元気を頂いたのでした。
本人は、知らないかもしれませんが、どうみても髪の色は、初音ミク。
また、東京で元気を貰いますわ。
応援お願いします!(*^^*)↓
和風かうんたーばー新田
東京都 中央区中央区日本橋浜町2-38-10
03-3666-6033
【リピート期待度:4】