たくさんありますが、僕自身、印象深い一つの事例を紹介します。
大学時代の後輩の友人。
彼は、それまで親の言いなりに生きてきた甘えん坊タイプの人間でした。
「僕も会計士を目指しているけど、親の反対があるから、勉強を始められない」みたいなことを、彼がぬかしたんです。
すかさず僕は「頑張ってもいない人間がふざけるな!」とブチ切れ。
過去、強く叱られたこともなかったんでしょうね。
彼はギャンギャン泣いちゃって。
後日、彼から「僕が会計士を目指すことを親に説得するので、一緒に話してください」と頼まれたんですよ。
彼の両親は「受かるかどうかもわからない会計士を目指すより、安定する公務員になりなさい」という考え。
しかも僕を、素直だった息子をたぶらかす悪の権化みたいな目で見てる。
なんなんだと思いながらも「本人がやりたいって言ってるんだから、やらせたらいいじゃないですか」という感じで、僕なりの考えを話しました。
結果、やはり大ゲンカ。
それからまた数日後、嬉々としたした表情の彼から「おかげで親が折れてくれました!」と報告がありました。
それからは会計士の専門学校へ一緒に通うことになり、簿記の日商1級にも合格。
会計士資格の一つは、僕と同時に合格しました。
そいつ、頭が良かったんです。
今は学者として頑張っていると聞きましたね。
その時の僕は、彼本人と、彼の親に腹が立ったから怒り散らしただけ。
でも彼の人生は180度変わりました。
そういう形で、簿記を通して関わる多くの人たちに、よい方向で人生を変わる手伝いをこれからもずっとしていきたいですね。
何より、僕自身、簿記で人生が大きく変わった人間ですから。
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