理由は簡単、授業時間が長くなるから。


簿記一巡を意識しないで講義をすると、すごく簡単に済んでしまうんです。


コマ数も少なく終えることができる。


教わる生徒側にしても「なるべく短い時間で効果を得たい」との期待とマッチしてしまうし、単純に受講料を抑えることにも繋がります。


ただ、それでは、たとえ合格できたとしても、その後に知識として活用できない場面が多々生じてしまうため、僕としては無責任な教え方だと言わざるを得ません。


そもそも2級までなら、それでも通る可能性はありますが、1級は合格できないでしょうから。


簿記一巡を軽視して1級を受けた人は、絶対につまずきます。


気づかないままなら、永遠に1級を受け続けるか、途中で挫折するしかない。


それぐらい簿記一巡は大事なもの。


僕のように独学、暗記でスムーズに2級を取った人間が、1級になった途端、ずっと落ち続けた例は数えきれない程に存在します。


何度も例に出してしまいますが、茨城県で14年ぶりに1級に合格した日立市の原田君もそうでした。


士塾にやってきたH君に、端的なことを言えば、僕は簿記一巡しか教えませんでしたから。


徹底的に簿記一巡を覚えていった結果、原田君は半年後に合格。僕の時の感覚と同じように「目から鱗が落ちました。


簿記一巡はこんなにも大切なんですね」と驚いていましたね。


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