本を読むことは好きだと先日お話しましたが、実は子供の頃は本を読む(活字を読む)のはあまり好きでは無かったんです。
特に声に出して読むことは凄く苦手で(今でも苦手です)何故だか緊張してしまい普段なら流暢に喋れる言葉でもどもってしまうので、国語の授業中
「はい、次の所読んで!」
と先生から突然指名されようものなら青ざめた顔でつっかえながら読んだものです。
そのような子供でしたので、学校の図書室から本を借りて読もうなんて考えは毛頭なく、また授業の一環で図書室で読書する場合でも、物語の内容云々よりも表紙の絵が気に入ったものを手に取って、パラパラとページをめくり挿絵だけを見て勝手に物語の内容を想像し、後の授業内で感想を述べる状態でした。
前置きはこれくらいにして子供の頃に初めてまともに読んだ思い出の一冊が手に入ったのでこの場を借りてご紹介したいと思います。
それがこちら
旺文社ジュニア図書館シリーズ
「月夜のめちゃらくちゃら」
作:上崎美恵子 絵:若菜珪 (現在は絶版)
旺文社と言えば辞書・参考書・問題集のイメージが強いですが昔は児童文学にも力を入れていてこのシリーズも沢山出版されており学校の図書室には全シリーズ揃っていました。
この本との出会いは小学2年生の夏休み前。
「夏休中に最低でも一冊は本を読みましょう」と学校からのお達しがあったものですから、終業式の日に図書室に駆け込んで借りたのがきっかけです。
選んだ理由はもちろん表紙の絵が気に入っただけなので、家に持って帰っても読む筈もなく、ほったらかしのまま夏休みもあと僅かとなったある日、その状況に業を煮やした母からの
「あんたっ! 学校から借りてきた本読んでないでしょ 今日は読み終わるまで遊びに行ったらダメだからねっ!」
と鬼の一声で読む羽目になってしまったのでした。更に付け加えて音読しなければならないというおまけ付き。
先ほども申し上げましたが声に出して読むことは凄く苦手なんです。
間違った読み方をすると
「そんな日本語は無いよっ!」
と、すかさず母。
また母が台所で洗い物をしに席を外した隙にしめしめと思い5ページ程飛ばして読もうものなら
「あんたっ! 今飛ばしたねっ!」
離れた場所にいても一言も聞き洩らさない鬼のような監視。
途中、遊びに来た近所の子も最初は読み終わるまで待っていたのですが、あまりに遅い読み方の為、あきれて帰ってしまう始末。
結局朝9時から読み始め昼食を挟み、読み終わった時にはTVでは「3時のあなた」が始まっていました。
そのような事から凄く記憶に残る一冊となりました。
でもこの一件が物語を読む事を好きになったきっかけでもあります。
ちなみに本日かなり久々に読み返してみたら40分足らずで読み終えてしまいました。
あの夏の日に費やした時間は一体何だったのでしょう…
皆さんにとって記憶に残る一冊は何ですか?
http://www.lifa-otsuka.com/
http://reform0123.seesaa.net/
http://jyukukan.seesaa.net/
http://reform-toshima.seesaa.net/