ちょっと遠出：鞍馬山と比叡山

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7月下旬に所用で、京都に行ってきました。

せっかくなので、行ったことのなかった鞍馬山と夜景がきれいだという比叡山のガーデンに行ってきました。どちらの山もケーブルカーやロープウェ－などで上の方までいけます。

鞍馬山は関東では高尾山に似てました。

どちらも、天狗にも関係あります。

鞍馬山は不思議なところです。

鞍馬寺という、奈良時代末期に奈良・唐招提寺の鑑真和上の高弟・鑑禎上人が、夢のお告げで登山したら、鬼女に襲われて、毘沙門天に助けられたので、毘沙門天を祭り、その後また別の人が、やっぱり夢のお告げで、毘沙門天と観音様を一緒に祀ることになり、平安時代の身分の高い人物も寺に足を運んでいたようです。牛若丸が夜、天狗に兵法を教わったのも鞍馬山のとある場所です。

実は、鞍馬山はもっと前の時代から、山岳信仰や、陰陽道、古神道、修験道の地でもあり、すべてをまとめて？ひとつの鞍馬弘教としたのは、なんと昭和になってから。

そして、ご本尊？みたいなのは、「尊天」で、「人間を初め、この世に存在するすべてを生み出している宇宙生命・宇宙エネルギーで、真理」だそうです。日本のお寺で、こんな壮大なご神体って、私はほかに知らないです。

『鞍馬山の自然は、動植物が網のように相互に関係しあって複雑な森林生態系を形成しており、鞍馬山ではその響きあいを「羅網」として表し、「共に生かされている命」を共感し、様々な命が支え合い響きあい、生かし合っていることに気づき、私たちの「いのち」が本来、光り輝く宝珠であることに目覚めて欲しいと願っています。』（鞍馬寺ホームページより）