いつからだったかな、
なんでも自分でやろう、とか、
理想を追い求めてそこに合わせようだとか、
それでエネルギーを注いで、
結果到達するその喜びは実りのあるものなのだけど、
その前のとりかかる段階で、
軽やかとは掛け合離れた重苦しいエネルギーにまとわれる。
ちょっと違ったことをしてみよう、と思い、
自分が動かずとも、結果オーライだということを知るために、
頑張りすぎないでたやすくギブアップしたり、
無理しないようにしてみることに従事した。
そしてかなり楽になったし、
その分今ここにあることに意識を注ぎ、
マインドフルネスでいられるようになった。
その象徴的たるものが、昨日のクリスマスのディナーでした。
アメリカでは11月のサンクスギビングから始まるホリデイシーズン。
サンクスギビングでは家族で集まりごちそうを、
クリスマスも夥しい数のプレゼントを家族と親戚に用意し、
ディナーの準備もしなくてはならない。
クリスマスの厳かな雰囲気を楽しむどころか、
結構準備で大変なのだ。
私は普段ふつうに料理はしますけど、
本当はおもてなしを受けるほうが好き。
専業主婦の母のもと、
お料理をはじめ、家事のお手伝いを一切することがなかった
甘えた娘だったこともあって、
受け身専門でした。
大人になってからもマインドセットはそうすぐには変わらず、
ごちそうの準備、あー大変!!
とか思ってしまうんですね。
ましてはここはアメリカ、
自分のホームではない国の料理担当。
ターキーの丸焼きとかハムとか飽きたし、
本当は出前で豪華なお寿司とかのほうがいい♡
なーんて密かに思っていたのです。
思えば去年のクリスマスも、ディナーを作るのが億劫で、
Midieval Timesという中世のテーマパークにて、
ショーとディナーに行くことにして楽をした。
さて、今年はどうしたものか?
と思ったところで、なんと、夫が、
いつも料理をすることのない夫が!!!
料理をすべて担当する、というではないですか!?
なので、お任せすることにしました。
そして私は誓ったのだった。
決して口出しも手出しもしないと。
彼は普段料理もグロサリーショップもしていないから、
きっと手際もよくないだろうし、
不必要なスパイスだとか、器具とか駆使して、
余計なお金&洗い物をするのだろうと思ったけど、
一切、それすら委ねてみようと。
クリスマスイブの日まで材料を買いに行きもしない夫に焦りをかんじていたものの、
ぐっと我慢我慢、、、
そしてクリスマス当日の朝!
夫はさっと起きて、コーヒーを淹れ、
ぱぱっと朝食まで出してくれた。
(普段私も子どもたちも朝食は食べないことは置いておいて)
ベーコンとソーセージリンク、フレンチトーストスティックにサラダという
私好みの朝食♥
そしてプレゼントを開け、みんなでちょっとゆっくりしてから、
彼はキッチンにこもり、
ゆったりとそれは楽しそうに、料理をしていました。
Pandraでクラシカルなクリスマスソングを流し、
家の中はクリスマススピリットという名前のヤングリビングの精油のブレンドを炊いて、
私と子どもたちは、プレゼントで遊んだり、本を読んだり、、、、、
これぞ!ホリデイの極意!!
といった時を久しぶりに過ごせたのでした。
テーブルセッティングもお任せ。
夫の作ったディナーは、
七面鳥の丸焼き、フィレミニョン、シュリンプスキャンピ、
グリーンビーンズ、ベイクドマカロニチーズ、ほうれん草のサラダなどなど、、、、、
デザートも焼いたクッキーの上にバニラアイスと生クリームとチョコレートをたらした
”クッキーモンスター”なるもの。
”クッキーモンスター”
あまりにも食べるのに夢中で、肝心なディナーの写真を撮り忘れてしまいました。
私は委ねることとの引き換えに、
豊かな気持ちで過ごす時間を手に入れました。
そして同時に感謝の念。
自分が全てやらないといけない、
という幻想を手放すことはどうやら正解でした。
どうも、ありがとう。
最高のクリスマスになりました。
本当に本当に、豊かで満ち足りた気分になりました♥
と、夫に何度も言いました。
男性という生き物は、頼りにされたいのだと思う。
それで男が立つというか、満たされる。
尽くしてもらって、甘やかされるのは、実は女性の願望。
それを男性は求めていないから、
女性が男性に尽くし過ぎるのって、あまり実りがないことだと思う。
(あくまで持論!)
なんて、私は全然今までも尽くすタイプの妻ではなかったのですが、
結構何でも自分でやってしまっていたところがあったので、
今後、もっと相手のサポ―トを求めてみようと思う。
きっとそのほうがうまくいくのだろうと、思う。
これからも色々と自分で実験、実証してみようと思います。
さらに軽やかで豊かな人生を送るために。