スピリチュアル、スピリチュアルって
言葉だけが走りすぎてる感じが否めないのはこの10-15年ほどだろうか。
カタカナのせいかな?
なんでも軽々しく、本質を表現しきれず、
また新しい意味あいも派生していくという一般的な流れ。
スピ系、とも呼ばれるし。
そう。
スピリチュアルという言葉がメディアにもてはやされる前は、
「精神世界」と言っていた。
どんな分野の本を読むの?と聞かれ、
「精神世界」と「純文学」と答えていて、
「精神世界」ってどんなの?と聞かれ、
「アウト オン ア リム」や「聖なる預言」、そして「バシャ―ル」と例を挙げたものだ。
今でもこの本はたまに読み返し、そのたびに学びがある。
そして「精神世界・スピリチュアル」というものは、
個人の精神のありようであり、主観性が強い。
そのベースは魂の成長という目的である。
地に足をつけつつ、大いなるものの存在とつながり、
自身の体験を通して成長していく、というビジョンである。
不思議体験、不思議能力がスピリチュアル、というような
短絡的なものではないのだ。
日常の、日々毎日の中に神性を見出すことなのであると思う。
ちなみにアメリカの本屋でSpiritualのセクションに行くと、
キリスト教・宗教 (Christianity/Religion)のジャンルになる。
You can be spiritual without being religious.
スピリチュアルでいるのに宗教的になる必要はない。
などと言った議論もたまになされ、
スピリチュアルと宗教(クリスチャニティ)はイコールではないという見識がある。
まさにそれはNew Age系だと言われるゆえんだと思う。
そして書店でのジャンルは、
New Ageとか Metaphysicalとカテゴライズされているのが、
日本語でいうところのスピリチュアルである。
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