ー初めてのお泊まりー

遠距離恋愛が始まってから、初めてのカズトシのおうちへ

ヒデくんとマキと3人でヒデくんの運転でカズトシのお家を目指す。もちろんナビなんてものもなく、よくたどり着いたと思う。

とりあえず、あのナンバーに着いて行けば、そっち方面に着くでしょ?!なんて言いながら高速を走らせてた。
インター着いてからおじさんに道を訪ねて、何とか着くとそこには笑顔で出迎えるカズトシがいた。

大学生の借りるアパートだから1Kで狭いけれど、それもまた新鮮だった。

マキと二人でご飯を作って、みんなでバカ騒ぎ。 学生時代のノリは昔も今も変わらない。

布団が1組しかないから、こたつ布団をかけて寝ることになった。
まっこの時は隣に、マキとヒデくんがいるし、腕枕程度で隠れてチューしてみたりぐらいだった。

そしてまた離れ離れになる。

相変わらず、変な時間のオヤスミが鳴る日が続く。


そんなある日、電車で1人向かう。
途中の駅まで迎えに来てくれた。遠距離恋愛もいいもんだなぁって思えた。

そのまま、地元の人が同じ大学だったってことで、その友達のおうちに急遽行ってみた。そりゃビックリだよね。突然、カズトシだけならまだしも、あたしも一緒で(笑)

えっ彼女?遊びに来たんだ?って今日は泊まるの?なんて質問攻めだった。
これはある人への応援を込めたものです。
名称が違ったり、過去過ぎて忘れてたりだけど、思い出せる範囲で…

過去~今へ


ある日の午後。
仕事でネット検索をしているとたまたま目にした懐かしい名前…。

『サトウ カズトシ』


あなたは、今幸せですか?


ー18歳 卒業ー

女子校で3年間を過ごし、卒業。
3年間で気になる人ができたり、告白され付き合ってみたけど、違ったり…。
それなりの高校生活を終えた春休み。
友達のマキから連絡があった。 

ヒデくんとその友達のカシくんと今度遊ぼうと…。
そして、カズトシと出会った。

カズトシは明日、大学近くへ引っ越す。
そんな日に出会って恋に落ちていく。

その日の夜、電話をしていた。
『通い妻とかいちゃうんでしょ?』と笑いながら話していると
『てか通い妻でしょ?』
『マジだ?!(笑)そーそー通っちゃうよ。』
なんて朝早くから引っ越しなのにバカな会話をしてた。

結局、寝ずにカズトシは引っ越しをしていった。
当時はポケベルしかなくて、それでも何回かに分けて送ってた。

とりあえず引っ越しを終えたカズトシから連絡が入った。
『ホントツキアオッカ』
昨夜のバカ話の通い妻から恋愛が始まった。当時の自分には遠距離だった。

今は携帯やメールがあるから、いつでも連絡がとれるから、そこまで距離を感じないかもしれない。でも当時はポケベル。ポケベル打つにも電話がなきゃ意味がない。

そんなんで始まった遠距離恋愛。
自分にとっては新鮮だった。