ミシシッピの夕日を眺めながら ~私をどこかに連れてって♪~

ミシシッピの夕日を眺めながら ~私をどこかに連れてって♪~

米国南部からの滞在記、旅行記、MLB観戦記です。この地にいらっしゃる方のご参考になれば…。

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ヒューストン便の乗客がほぼ出尽くした頃、漸く私たちとペアの日本人の方が合流されました。

「では」と言うことで、空港外へ。

一生に一度訪れるかどうかの空港ですから、写真を撮っておきたい気持ちもあるのですが、夜だし治安のこともあるし、何も出来ずにガイドさんの後駐車場のアスファルトの上をスーツケースを引いていく私たち。そう言えば、去年のキトもカイロもこんな感じでした。

ガイドさんは間もなくペルーで公演する歌手の大物日本人グループの話題で盛り上げてくれます。そう言えば、去年のカイロでも日本の歌謡曲の話題で、、、

さて、私たちを乗せた車は、空港駐車場を出ます。

ふと見ると、リマ空港には併設のRamadaホテルが。

明朝早く空港に戻ってクスコへ飛ぶことを考えると、ここでも良いのに。

車の中、今旅行中の予定を詳しく説明してくれるガイドさん。車が夜のリマ市内を疾走して、Hotel Melia Limaに到着した頃には、もう日付が変わっていたと思います。

到着後もロビーで丁寧な説明を続けて頂いて、部屋へと向かいました。
今回のプホルスの決断は、多かれ少なかれ、ほぼ全てのセントルイス(ファン)の人々を傷つけたようです。

これまで彼を愛し、信じてきただけに、落胆する人、悲しむ人、中には激しく怒りの言葉を投げつける人もいます。

野球に対して紳士的な街ですから、実際現地で最後者のような人が多いとは思わないのですが、大事にしていた5番のジャージを燃やしたとか、(エンジェルスのオファーに即決だったとされることに対して)携帯電話を買うのにももう少し考えるぞとか、「裏切り」などという言葉を使った書き込みも見られます。また週末LAでの入団会見での弁明(例えば、彼がエンジェルスを選んだ理由として、「(交渉で)エンジェルスはfamilyのように扱ってくれたが、カーディナルスはそうではなかった」と述べたことなど)にも反発の声を上げている人が少なからずいます。

あるいは、彼の設立しているチャリティ団体への悪影響(寄附金の引き上げなど)が既に出ているとも報じられています。

Stan MusialやBob Gibsonを超える伝説の選手にと期待していたファンが、その喪失感と闘っています。
税関を通過したスーツケースを押しながら、成田のチェックインカウンターで渡されたバゲッジのチェックイン票を準備します。米国内での旅行ではこれが必要となったことはないのですが、南米で必要なのは昨年の旅行で学習済み。出口で係員に渡して、スーツケースのタグと照合されてパス。昨年キトでは、すぐに出せなくて、パスポートでの照合を要求されました

さていよいよ、セキュリティエリア出口を出ます。同じ便の乗客のなかではほぼ先頭。南米のガイドブックには、セキュリティエリアのドアを出たら治安に気をつけろと書かれていることが多いので、どの空港も緊張します。

事前の説明では、私たちの名前を掲げた人が待っていてくれるはず、、、でしたが、見当たらずキョロキョロしていました。

しばらくして、スーツケースに貼ってあるファイブスタークラブの紫のシールを見た日本人男性の方が、声を掛けてくれました。ファイブスタークラブ担当らしい彼のリストには私たちの名前はないけれど、到着が遅れている別の人が担当に違いないとのこと。程なく私たちの名前を掲示したポスター紙を持った日系女性が、息を切らせて来てくれました。

彼女によると、彼女が担当する日本人旅行客がもう一人いるとのこと。「ほぼ先頭で出てきたから、昨年のことを考えると、1年越しのお互い様ということかな」そんなことを思い出しながら待つことにしました。

待ちながら周囲を見ると、私たちの周りは日本人あるいは日系人の方々が集まっています。どうやらみんな現地のツアー会社に雇われている人のよう。その中の一人の女性が、「こんなにみんなが集まるのは久しぶりねー」と。どうやら日本人旅行客のラッシュが始まった時期だったようです。

日系人の人たちには、顔立ちや体型から現地の血が入っていそうと分かる人、いかにも現地風に「君がチャーミングなのは分かっているから」と言われて満足げな若い女の子、、、こんな遠いところに私たちの同胞がそれぞれの歴史を背負いながらたくさん暮らしている不思議さ、そしてその人たちが私たちの言わば遊びを手伝ってくれるという申し訳なさ、そのようなものがいろいろ混じった感慨を感じながら、彼らを見つめていました。

大リーグ史上屈指の打者であり生え抜きの大スターの退団に、カーディナルスファンの間の反響は続いているようです。

私も「マネー」と言う言葉に敏感になりながら、予定していた映画「マネーボール」を見に行って来ました。

さて、カーディナルスは大きな大きな戦力の穴を埋めることが出来るか。

A.プホルスがカーディナルスを退団することが決まりました。

生涯セントルイスを期待していたのですが、これはショックです。
「柿」と「牡蠣」と「下記」の発音の区別が怪しい妻と只今論争中ですが、この論争は関東の人との間でも成り立つのでしょうか?
キトからブエノスアイレスへのTRANSITで訪れてから、わずか1年半ぶりですから、リマ空港の通路を歩きながら目にする黄色の表示板を中心とした光景は、昨日見たもののような感じがしました。

あの時はここでトイレに行って、国際線乗り継ぎ通路へ曲がって、ブエノスアイレス便に乗り継いだと妻に話すと、「よくそんなこと覚えているわね」と呆れられました。

今回は、ペルーが最終目的地なので、曲がらずに真っ直ぐ進んで入国審査へ。

特に何も聞かれず審査を通過して、今度は税関審査。

ボタンを押して赤ランプが光ると荷物検査という、昨年南米で何度か経験したスタイルです。

列の前方の人たちがずっと緑ランプが続いて、そろそろ当たる順番かなという感じがしてきたので、妻に押させました。

緑ランプ!

おかしいな日頃の行いは悪いのに。彼女の引きは健在のようです。
日本から1ストップで太平洋を渡りアメリカへ。さあ、ここからペルーまでもうひと踏ん張りです。

メンフィス時代も、ミネアポリスやアトランタ経由でしたから、乗り継ぎ回数は同じですが、メンフィス便よりは5時間程度長い計算。

太平洋路線とは違って、やや小さめの機内、パーソナルモニターはなし。

それより、何と言っても苦痛なのが、去年の旅行でも感じたことですが、国際線の乗り継ぎで、機内食を食べ重ねさせられること。
既にヒューストン便でお腹いっぱいになっているのに、リマ便でも張り切って一から出されます。
おまけに味付けは、苦手な南米風、、、申し訳ないけれど、少し手をつけただけでお返ししました。

そんなこんなで、長時間フライトの疲れも大分蓄積して来た頃、着陸体制に。

リマ空港、前回着陸した1年半前は朝で太平洋を右に見ながらでしたが、今回は夜暗い中。

我が家を発って30時間弱経過していました。
入国審査の後、セキュリティーチェックで、以前にはなかった装置が登場していました。

両足を少し広げて立ち、両腕を上げさせられると、周りがクルクル回ります。
最初わけが分らず、クルクル回り始めた瞬間にびっくりして腕を下げてしまって、やり直し。

「多分X線による全身撮影。トホホ、無駄に被爆してしもた」

それにしても、先ほどの時間がえらく掛かる入国審査と言い、この装置と言い、「こんなことをせざるを得なくなったアメリカって、、、」と少々気の毒になりました。

さて、入国審査に時間がかかったお蔭で、乗り継ぎのリマ便は快適な短い接続に。

運航会社はユナイテッド。

この旅行に出発した地元空港では、コンチネンタルと合併したユナイテッドの便が、全日空のコンピューターに反映されないということが起こっていたのでした。
ヒューストン空港での入国審査は、これまで経験したアメリカ入国で最も長い行列でした。

結局、チェックインバゲッジについては、成田でクレームタグに緑色の「T」(Throughの意?)のシールが貼られ、これでヒューストンでのピックアップは必要なく、簡便に入国手続きとのことでしたが、せっかくのこの緑の「T」ホルダー用のラインも日本人旅行客でやはり長蛇。通過するのに数十分かかりました。

それにしても、アメリカの入国審査は相変わらずの緊張です。ESTAは問題なく申請出来たけど、、、でも、結局は、全く問題なく通過。

その審査で、最後の審査官の質問は、「Where are you going?」でした。

私たちの答えは、

We are going to Peru!

そう、1年半ぶりのアメリカはTransit。
目的地は㊙の国、秘露、、、ペルーでした。