小5の息子は、ゲームをしている、遊んでいる時、目が一番輝くものです。小学生は、これが普通かも知れません。
それなのに、理科が好き、国語苦手という単純な理由で、彼は年々競争率が高まっている公立中高一貫校を目指しています。
公立一貫校の入試には、だいたい作文問題が出ます。小学生が解く問題とは言え、決して安易ではありません。むしろ、問題が出題された背景をしっかり理解し、自分の意見とその根拠を書く難しい問題です。つまり背景知識がなければ、問題すら理解できないので、作文点数が取れません。なので、中学校受験には、読書が本当に大切になるわけです。
もちろん、息子は、ゲームより本読みが好きではありません。
理科は、彼が好きなわけで、話が弾むこともありますが、社会に関しては、5年生になった今だにも、4年生に学んだ都道府県の基礎知識があいまいです。
そんな彼に、'作文テーマである47都道府県幸福度ランキングの背景知識をどう理解させるのか?'が今回のミッションです。
じゃ、ミッション発動です!
《 Mission1 》 社会科目、本読みがきらい小5、47都道府県幸福度ランキングの背景知識を理解させるミッション
息子は、先生の説明は聞いても、親が説明しようとすると逃げます。これが普ですかね フフフ…
説明も、本読みも効かないタイプです。
普段は、時間をかけてYouTubeで検索して、いい動画を選んで、見せますが、今回はゲームを活用することにしました。
《 Problem solving 》 City Island 5 ゲーム
- 値段:無料
- 端末:子供の目の健康の為、ノートパソコンや大きいサイズのタブレット利用をお勧め
- 操作レベル:簡単。
操作よりゲーム内容を理解するのが大事。 - 広告:あり、設定でチェック要。経験上、許容範囲の他のゲーム広告が出る程度でした。
- 日本語対応:あり
ゲーム内容
島のデヴェロッパー・市長になるつもりで島を開発する。
住宅建設で人々を集める。
商業施設を建てて島の住民に仕事を与える。
建物には道路が必ず必要。
希少価値があるレアアイテムもある。
市民の幸福度は、消防署・郵便局など、公用施設を建てることで上がる。
幸福度が上がれば、もっと多くの人々が島に住みたがる。
住宅の供給がまた必要。失業率が高くならないように注意する。
商業施設から出た税金を集め、島内の土地を購入しながら、拡張する。
別の島を買って拡張するのもできる。
島は全部9個で、それぞれの特徴があり、島をオープンする値段も、島によって建てられる建物も違う。
ゲームの面白さと教育の繋がり
足りない資金をどこに優先的に使って集めるのかが課題になっている。
子供に自分の判断で、そのお金を使うようにする。子供が考えている優先順位がある程度は見えるけど、その理由について子供の話を真剣に聞く。たまに、大人の発想ではできない面白いのが出たりする。
もし、子供がはじめに何をするか分からない場合には、デイリー目標が設定されているのをきづかせれば充分。本人に任す。
住宅と仕事と公用施設の数がバランスを取れないとビックリマーク!の吹き出しがちょこちょこと出てくる。これは、何かが上手くいっていないという証。
子供は、ここでなぜ住宅供給、つまり人口と商業施設、そして仕事の数が関係あるのかに自然に気づき始める。
島の自然環境によって成り立つ商業が違うので、地理・自然環境によって盛るビジネスがそれぞれになることにも気づく。
また、建物のアップグレードする度に、シルバー鍵などをもらえて、その鍵で宝物の箱を開けられる。
算数が好きな子は、早く利益が出る商業施設と遅いけれども、その利益が大きい施設をそれぞれ比べながら、本人なりの計算ができるかも。
作文背景知識
都道府県幸福度ランキングは、「健康」 「文化」 「仕事」 「生活」 「教育」 の5つの分野で調査を行い、その都道府県がどれくらい幸福なのかを数値にしたものです。
City Island 5 ゲームは、「仕事」 「生活」が幸福度を測る数値にどのように影響しているのかを遊びの中で考えることができます。
「生活」は住宅と町整備に関係ある項目です。人口が多いのに住宅不足していれば、ゲームの中で行われるように土地を購入して住宅を建てる必要があります。それを繋げる道路は必須です。その地域に土地が沢山あっても、資金不足では、土地の購入ができません。
「教育」数値に関しても、共働き世帯が多く、保育所の数が足りない地域では、その点数が下るはずです。つまり、幸福度ランキングの基準になる5つの分野の項目は、別々ではなく、人口と雇用、資金、土地が複合的に関わっていることが分かります。
主に、不動産・雇用政策は、どの国でも人々に大きくかかわる政策です。その基礎知識を作文前に考えさせる機会として、City Island 5 ゲームもありだと思います。 現在は、本読みが好きではなくても、子供は自分なりに理解できたものには興味を持つものです。その興味で、本読みも少しずつ取り組めるかも知れませんね。
このミッションの成功認定は、多分息子が中学生になってからできるのではないかと期待しています~
Mission成功期待度70%

