牛窓の海
夏休みも、残り１週間となりました。
子供たちも、宿題の追い込み、
がんばってるのかな・・・
リオ五輪で活躍したアスリート達が
帰国されました。
４年に１度の晴れ舞台で、
実力を出しきれた選手、
そうでなかった選手、
４年後こそが本番と語る選手、
今回で引退、という選手。
それぞれだと思いますが、
本当にお疲れ様でした。
どんな分野でもそうですが、
何かの道を究めるには、
努力、才能、運・・・など、
いろいろな要素が絡み合っています。
スポーツの世界では
数字や結果がはっきりしています。
競争の世界ですからね。
でも、日常の世界では
なかなかそういうことは
明確になりにくい。
・・・なりにくいんですけど、
結局は、どの世界にいても、
「真髄」は、同じだと思いました。
昨日、体操の内村航平選手が
個人総合・団体戦でのウラ話を
語っていました。
日本のエース、内村選手は、
団体・個人総合とも、
６種目に、フル出場。
体操の世界では、確かに、
「絶対王者」ではありますが、
現地では、疲労が蓄積して
身体は限界に達しており、
内情は大変だったのだそうです。
若手選手も、団体戦では、
内村選手の力に頼る状態。
世界の競合も力をつけて
追い上げており、ぎりぎりの攻防。
結果はめでたく、なんとか
２種目とも、金メダルでしたが、
裏側を知れば知るほど、
紙一重、ぎりぎりだったようです。
「運」にも助けられたし、
それを可能にしたのも、
内村選手のこれまでの努力と
経験に裏打ちされた精神力でもあり。
でも、追い詰められた状況で
本当の力を出せるのが、
「帝王」の風格なんだなぁと
改めて思いました。
今回のリオ五輪の中でも、
こんな逸話は、きっとたくさんあるでしょう。
ビジネスマンや経営者は、
アスリート達の姿から、学ぶことが
たくさんあると思います。
諦めないこと。
不断の努力をすること。
自分を信じること。
自分のやるべきことに、
ひたすら、集中すること。
ピンチに追い込まれても、
最大限の工夫をすること。
最後に戦うのは、自分自身。
そう、最後に戦うのは、
自分自身なのですよね、結局は。
オリンピックの逸話から、
どんなことを吸収するのかも、
結局、自分自身だし。
そして、当たり前のように見える、
淡々と続く日常生活の中で
自分が志した仕事を
ずっとやり続けることだったり、
家業を継いでがんばることだったり、
ものづくりに勤しむことだったり、
地域のために貢献することだったり
小さな子どもを育てることだったり、
お客様の笑顔を増やすことだったり、
たとえ
目立つ表舞台に立つことはなくても、
メダルという目に見える結果がなくても
誰もが自分のための
フィールドに立っている。
オリンピックというのは
もしかしたら、
アスリートたちの背中から、
「お前もがんばれよ」というメッセージを
受け取る場面なのかもしれない。
そう考えると、４年に１度の祭典も、
確かに、一つの効用だと思います・・・。
と、最後はちょっと
シニカルになりましたが
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