あなたの人生と経営の羅針盤。
大阪・東京を拠点に、
三十三観音カードで未来を読む
ミッション・ナビゲーター/チャネラー、
長谷川章子です。
いよいよさくらの季節、到来
ずーっと準備をしてきたさくらが、
ここぞとばかりに咲いている。
考えてみたら、1年の間の
花の盛りは1週間、
開花から散り初めまで、
長くても、やっと2週間くらい。
365日の中のほんの10日のために
さくらはずっと力を蓄え続ける。
いい話やおへんか・・・
この季節になると、
何年も前に教えていただいた、
京都の有名な、
さくら守の言葉を思い出す。
「ソメイヨシノはつまらん桜や。
あれはクローンの木やさかいな。
わしが好きなんは、山桜。
その中でも、最高にええんは、
姥桜(うばざくら)。
あれはほんまに、
得も言われぬ色香を放つ木でな、
老木にほんの一輪か、
二輪の花をつけるんや。
それを女のひざまくらで観るんは、
ええもんやで。」
齢80歳近い、さくら守の言葉が、
もう、粋で、かっこよすぎて、
年輪重ねすぎてて、
いなせな旦那感ハンパなくて、
もう、倒れそうだったよ
「そやからな、女性はな、
姥桜のようになりなはれ。
年を重ねれば重ねるほど、
えも言われぬ色香を放つ、姥桜。
そして、男の役割いうたらな、
女房を姥桜のような女にすることなんや。」
パリのヴァンドーム広場で見かけた
とってもステキなマダム。
黒いコートに紫のストール、
紫のバッグを粋に持って、
ブロンドをくるくると巻き上げ、
黒いハイヒールで
背筋をピンと伸ばして歩く
マダムの姿が、あんまりステキで、
思わず、後をついて行きたくなった。
あの洗練された着こなしとたたずまいは
ファッション関係のお仕事の方かな。
数日間、あのマダムの姿が
まぶたに焼き付いて、離れなかった。
きっと、あのマダムも、
「姥桜」のような女性なんだろうな。
あぁ、道のりは遠そうでござるよ・・・