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こころざし塾の講演会場です(*^o^*)


今日は、石川勝さんのお話しです。

31歳で、JCの理事長に立候補して、1年間活動。


青年会議所の活動は「まちづくり」。



しばらく放心状態になったのち、JCの枠組みだけではできないことを

やるために 政治家をこころざしたそうです。

1期、市会議員をつとめ、昨年4月の統一地方選挙に 市長候補として立候補するも落選。


まさに台風の目 「維新の会」の暴風が吹き荒れた選挙でした。


ウラ話をずーーっと追いかけてきた私としては、

はらわたが 煮えくり返りそうな出来事もたくさん見聞きしましたが


石川さんは 「怒っても何もかわらへんし。」 と さらりとしています。



これはもう、さんざん 落胆し 絶望し、それでも諦めないで


やり続ける気持ちを持ち続ける、 「達観」の 領域の言葉なんですね。



冒頭から、石川さんに「あなたの「原点」は、なんですか?」と問いかけられて


すんなりと言葉にできるおとなは 少ないようです。





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石川さんは 「義」の人 なんです。


これは、と思う若手にはすっと自分の議席さえ譲ってしまう。


市長選に出るにあたり、石川さんは二人の後輩に

市会議員時代の 自分の票を 全部持っていけ、と伝えたそうです。


「僕がいなくなっても、若い二人が当選すれば、こころざしは残るんで」



えっと、あなたの生活の糧はどうなるんですかって話しなんですけど・・・ガーン



大儀のためには、自分の私利私欲を いとも簡単に捨ててしまう。


これができない政治家のなんと多いことか。


自分たちが育てた 学生インターンが立候補して 一議員になると


「彼はもうりっぱな議員だから」といつまでも先輩風をふかさない。


きちんと、「一人前」として対等にお話しされるんですよ。


石川さんにとっては しごく当たり前のことなので


そのへんのことは いつも さらっと お話しされてしまうのですが・・・。


「親分、それは世間一般とあなたの常識とは 


かけ離れすぎてんでー!いさぎよすぎ!」と 私は叫びたい。



石川さんの事務所の鍋パーティに招かれたことがあったんですが、

10人以上の学生さんが 肉や野菜を買出しにいって、


わいわいと お鍋をつついていました。


卒業生の一人は

 「お金の無いときに 石川さんにお腹いっぱい食べさせてもらいました」と言っておりました。


町の頼れる兄貴ぶんです。


恋愛や仕事について、学生時代のすごし方、就職について

彼らは親にもいえないことを、石川さんに相談するのだろうなと思いました。




こんな天然記念物みたいな政治家が 吹田市にいるんですよ。


こういう人を市長にしないで、誰を市長にすんの???



こんな人物が当選できない選挙ってやっぱりヘンだ、と私は思うんです。



議員時代に彼が見聞きした政治の世界の現状を聞いて、


お母さんたちは 「めっちゃブルーになりました・・・ダウン」と いわれていましたが


現場を見てきた石川さんは どれほど心が折れるような思いをされたのだろうと


察してありあまる思いがしました。



そういうことだって 今まで 政治に無関心だった私たちにも責任があるのです。



「落ち込んでる場合やあらへんで。 それでも淡々とやるだけやから」と 


石川さんの背中が語っていました。



惨憺たる現状でも まずは それを受け止めることから始めないといけないのです。


危機感、危機意識が 次への階段を上る原動力になるので。



・・・次回はいよいよ 石川さんの盟友、神谷ソウヘイさんの登場です。



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7月29日(日) 13時30分~ 


七田チャイルドアカデミーなんば教室にて。