まだまだ先だと思っていた高野山ツアーですが
あっというまに、その日がやってきました
遠くは 横浜、長野、広島、岡山という地域からの
ご参加者を含めて 今回は総勢20名の旅路となりました。
なんば駅で集合し、特急こうや5号に乗って、
いざ出発です。
特急を降りて、極楽橋駅に着くと、
そこからケーブルカーに乗ります。
最前列からの眺め。
嘘みたいな急こう配。
この坂を5分ほどで、高野山駅まで一気に上ります。
高野山駅からはバスで移動することになります。
くねくねとした山道を登って 「蓮華谷」というバス停で下車。
バス停から2-3分歩くと、
本日、宿泊予定の 遍照光院というお寺に到着です。
一端、荷物を置かせていただいて、
午後は奥の院の参拝へと向かいます。
奥の院は、三十万基とも言われるお墓があり、
その一番奥には、弘法大師の御廟があります。
ガイドさんの軽快なトークでいろいろご説明をいただきました。
なんとこの週末はコンサートが夕方からあるそうで、
いわゆる「鳴り物」がある時は、必ず雨が降るそうです。
というのも、高野山では今でも
「弘法大師は生きて、ご廟で眠っておられる」と考えられているそうで
そこで音を鳴らすと、雨が降るのだそうです。
コンサートの開始は5時からでしたが、リハーサルが始まる、
3時ごろから土砂降りになってしまいました
「でも、雨の日には、弘法大師は高野山におられるのです。
晴れの日は、あちこちに出かけてお仕事をされているので」
・・・何はともあれ、弘法大師がおられる時にお参りできて
よかったです(笑)
この橋の向こうが、ご廟になります。
ここから先は撮影禁止。
高野山、聖地中の聖地。
当日は雨でしたが、その雨が、なんだか
みそぎの雨のようにさえ思えたのでした・・・。
お参りを終えて、宿坊へ戻ると、すぐにお風呂タイム。
宿坊は、とても清潔感があって、居心地がよかったです。
旅館となんら変わりもなく・・・。
素晴らしい!と皆さん 大喜びでした。
ちなみにこんなお寺です
↓
「遍照光院は祖師大師の別坊で、
お大師様が京都から高野山にお帰りになった後、
禅定に入られた寺院です。奇瑞があって光が満ち溢れたので、
遍照光院と名づけられました。
その後、白河上皇の高野御幸の際には御座所となっており、
源平合戦で有名な熊野の別当湛増(武蔵坊弁慶の父)が
1090年に白河上皇の命を受けて修築しています。
代々碩学の僧が住職を勤め、高野山でも由緒正しい寺院です。」
52の宿坊がありますが、ど真ん中、どストライクのお寺に
最初ですので、泊ってみたかったんですね。
空海さまが創建されたお寺だということです。
さっぱりと汗を流した後は、大広間でお食事をいただきました
みんなで勢ぞろい。
お食事は、こんな感じで
からだにやさしい、精進料理。
野菜が中心でしたが、十分お腹はいっぱいです。
ごま豆腐のおいしかったこと・・・
きっと修行の邪魔にならないような食事なのだと思います。
宿坊なので、お酒はご法度かと思いきや。
ビールは麦般若湯
お酒を般若湯といって、 いただくことができます。
私はいただかなかったのですが、
これが明暗を分けることになったのでした・・・
つづく