だって膀胱に石があるってだけで後はどこも悪くないし元気だし。
これて手術して麻酔で寝たきりとかボケたりとかしたら嫌だし。
高齢だからそのまま亡くなったらどうしようとかいろいろ考えました。

でもそれは私の勝手な考えですけどね。

そして、手術前に他に悪いところがあっては困るので血液検査や健診を一通りお願いしました。
血液検査はどこも悪くなくガンなどもないとのこと。
それを聞いて一安心。

が、聴診器で心音を聞いてた先生が再びエコーを指示。
場所は心臓。

先生「心臓の左の心房が肥大してますねー」

とエコーで見せてくれながら説明。
高齢からくるとのこと。
投薬を勧められる。しかも、一生続けた方がいいとのこと。
母と私さらにショック。
でも飲まなきゃいつ倒れて死んじゃうかわからない。

先生「散歩するとき咳をしませんか?」

私も母も犬の咳すらわかりません。くしゃみはしますが。

すぐじゃなくても進行してそうなってしまう可能性大だし。
まだまだ長生きしていただきたい。だから手術もするんだしね。
その日は心臓の薬をもらって帰宅。
それから一週間、毎朝心臓の薬を飲ませてました。
手術数日前、何度かおしっこが出にくくなったこともあり心配でしたが全く出ないわけでもないし休日だったので様子見。

そうこうしてるうちに手術当日に。
前日から絶食。水は当日の朝から中止。

病院までの道中、なんだか複雑な気持ち。
まだ嫌なことがよぎる。
どこまでマイナス思考なんだよー私。

そしていよいよ手術です。
最後にエコーして麻酔をかけるために筋弛緩剤の注射を打たれる。
普通の犬ならそこで立てなくなるらしいのですがさすがうちの子お座りしております(笑)
これには先生もビックリ。

その待機中にも患者さんは来ます。
ウサギが来ました。多分、のんちゃん初めてウサギ見たはず。
ネコのような反応はせず。
ウサギさんはなにか化膿したらしく処置をして帰宅されました。

さてさて、のんちゃん少しは注射が効いたのか粗相しておりました。
それからガスのようなもので麻酔をかけられます。
普通、30分くらいで気を失うらしいのですがうちの子には全く効かず。
のんちゃんからしたら「殺される」とでも思ったのか動ける範囲で抵抗をします。
先生も苦笑い。

「この子、よほど肝臓が強いんだろうねー」

と。私とのんちゃんは血はつながってはいませんがうちは皆、肝臓は強いです(笑)
心の中でそうつぶやいておりました。
先生、麻酔をかけるのに一苦労。
私、それを見てるの辛いけどいてやれるだけそばに居ました。
いいもんじゃないです。見なくていいなら見たくないですよ。

そして、手術の準備ができた時に先生から退出の指示が。

先生「いいとこになったら呼びますねー」

「いいとこってどこだよ」と心で呟きながら待合室で1人待ってました。
30分ちょいして呼ばれたので手術室へ。
「血は大丈夫?」
と確認されてから摘出した石を見せてくれました。

兄が見てみたいと言ってたので貰ってきました。
2個あって真ん中は溶けたのか穴が開いてました。
大きいので約1センチ強あるかなー。

仰向けで寝てるのんちゃん。膀胱切られて患部も見せてもらいました。
このあと縫合して歯石をとっていただきました。
全部で約2時間強。
麻酔が切れるまでいてやりたかったのですがほかにも患者さんもいたし迷惑だろうからと帰宅しました。

退院は土曜日。たまたまオープンした北九州のコストコに行こうと思って有休とってた日。
もちろん、コストコは後日へ後回し。
しかし、手術は木曜日。たった2日で退院で大丈夫なのか?
と思いながらその日は帰宅。
次の日は仕事が遅いので面会できず退院の日に。

午前中に母と甥っ子でお迎えに。



カラーは借り物です。
少し小さかったかあまり意味はなく後半はベロベロ幹部を舐めておりました(笑)
暫くは傷が痛むからかおとなしく不安もありましたが今はすっかり元気です。

術後約2週間に抜糸。
すでに自分でいつくか抜糸済ましてたようで先生笑ってました。
今ではおしっこもきちんとでますし走ったり跳んだりできるようになりました。
心臓は相変わらずですが薬を飲んで特に問題なければ半年もしくは一年に一度診せてくれればいいそうです。

フードも今までのに比べればかなり割高ですが療養食に比べたら安いのでまぁいいか。
ロイヤルカナンのフードなんだけどいい匂いなのよね。
人間でも食欲をそそります(笑)

皮膚病から大事になりましたがとりあえずこれにて終了です。
しかし、今回のことで「動物を飼うということがどれだけ大変か」
ということやいろいろ考えさせられました。

今はすっかり通常通りの生活に戻っております。
あと5年は長生きしていただきたい。

記録的日記なので長文になりました。





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