私事で恐縮です。
体調不良にて、約2週間入院しておりました。
今は自宅療養にて7割方回復し、
この入院生活で感じた様々なことを備忘録としてまとめております。
【課題】
「老老介護」というワードを耳にするようになりましたが、
病院はそれを目の当たりにする場所でもありました。
・自宅で90代の実母の面倒をみながら、骨折で入院していた70代女性。
自分が退院するまでの間、同居する30代の息子や近所の方の助けも借りながら、
90代の親のフォローをしているようでした。
ところが少し痴呆気味であった90代の母親をフォローすることは、他人や孫では難しかったようで、やっと歩けるか歩けないかと言う状況でその70代の女性は退院されていきました。
入院中、その70代女性のお世話に来ていたのは30代の息子さんでしたが、
その息子さんは「光熱費」だ「お米代」だと、入院中の母親に生活費のようなものを請求する目的もあって病院通いしていたようで、
「酒飲めば、朝ちゃんと起きて仕事に行けるか分からない・・・」
と、90代の実母だけでなく、30代の息子の愚痴を私にもらしていました。
息子と実母の両方を一人で抱えていた70代女性。
自分が入院してもなお、それが心配なく回らない状況に責任を感じ、
完治前に志願退院。
自宅に戻って、息子さんへの気苦労と90代の実母の介護で、ご自身の病状が悪化していないことを願うばかりです。
「高齢化社会」「少子化」「労働賃金」「社会福祉」「介護システム」「自宅介護」
現代社会の課題が、全て病院の中ではリアルに体感できました。
他人事では無い。
より一層、自分も含め、家族の自立と自律をしっかり整えなくてはと頭がシャッキっとしました。
一応社会的に「自立」しているように見えても、
「自律」に欠けている大人は残念ながら多いのかも知れません。
世の中の課題を直視しながら、
子どもたちのために母親として出来ること・・・とは。
「自立」「自律」の手本と背中をしっかり見せて育てることかな・・・・。
自分を律する根底は、命を律すること。
(↑過労で倒れた私が言うのも何ですが・・(^_^;)
「睡眠」「運動」「食事」
命を律するための最低限の学習を、体と脳内にしっかり染み込ませる教育が、
幸福指数の高い次世代を育てる根幹になるとの思いが、自身の入院体験から本能的に覚醒したようです。
『食育は、幸福力の基準を育てる教育』
社会の課題から、これから自分が向かうべき道を確信したと、という入院土産の記録でした♪