stayhomeの渦中、もしよろしければ日本固有の「味噌」について少しだけ
興味を持っていただけたら嬉しいなと思い、
みそソムリエの本棚と題して、味噌を紐解くヒントになっている一冊をご紹介させて頂いております。
お時間ございましたら、お付き合いくださいませ♡
さて、
私事で恐縮ですが、「秋田味噌とは?」
この質問に今だに一言で答えられないでいます。
それば何故かと考えたところ、
秋田県が北と南で産業や食文化の違いが大きくある、実に興味深い資質を持ち合わせているからだと思っています。
秋田史について聞き書きした古書には、藩政時代は南部藩に属していた鹿角は、雑穀比率が高い米が貴重な地域。
大豆に塩だけで米麹を使わない「二素(ニソ)」と呼ばれる玉みそがあったと記されています。
(味噌玉を吊るして、空気中の菌を自然獲得して作る味噌。とても原始的な手法ですが、全国的に見るとこちらのほうが味噌造りの基ではないかしら?)
また、米文化で繁栄した県南と違って、県北は鉱山や木材業で繁栄した町。
鉱山や木材業によって生まれた肉食文化も、味噌の使い方や製法に影響しないわけはないわけで…。
秋田県内の産業をもっと深く学ぶことで、「秋田味噌とは?」の答えを、もっと秋田味噌に魅了される伝え方で出せるのでは!と思い、
まずは住まう県北の鉱山史から、味噌を深堀りしています。
ちなみに、秋田県大館には鉱山跡地が多くあるせいか、山神社も良く見かけるんですよ👍
味噌から見る、地域の産業と食文化、民俗。
実に面白い✨🤓✨