ふと、視点を広げれば「どうでもいいや」となることも、

夢中になっているときは決してそうは思えない。


「私が絶対に正しい」


「あの人は間違っている」


メラメラとした炎を心の中に燃やして。




時々、何が正しいのか分からなくなる。


私がこだわっているこの「正義」は、一時的なもの?


時代が変われば、場所が変われば、気分が変われば、正義も変わってしまうの?




今までずっと、なるべくちゃんと生きてきたつもりである。


正しい道をちゃんと選ぼうとしてきたはずである。


神様は見てるし、いつか天国に行きたいし、良い行いは回り回って帰ってくると、

そう思って生きてきたはずである。



ただ、たまに分からなくなるんだ。


私は何にこだわっているんだろうって。

時に正義が人を傷つけ、独りよがりを生む場面を何度も見てきた。



どう生きるか、って難しいね。



どこかに一つ、確かな拠り所がほしい。



私は、何を信条として生きているのだろうか。


特定の宗教は信仰していない。


そんな私が、そんな私たちが、心の中に、思うのは、何なのか。




その何かを、見つける方法を探っていきたい。



村木みその