【らいくみさんブログより】
依存症本人の男性陣はみーんな
「お母さんには嫌われたくない」
って気持ちが強くあるって言ってました。
これ、依存症本人によくある心理的パターン!
親の前ではイイ子でいたいのです
イイ子でいたいがために自分の感情を抑え
自分なんて価値がないと思って
生きてきた人達。
依存症になる原因は幼少期の家族関係、
特に母親との関係性がほとんどです。
私の父親は
アルコール依存症でした。
子どもの頃から
なんか、自分の家って普通じゃないな
とは思ってたけど、
あまりにも凄まじい状況であることが「標準」だったので、
もう、感覚も麻痺してたなぁ^^;
お酒を飲んでくだ撒いて、
暴れ回って、
獣のように真夜中時間構わず叫び回って、
糞尿垂れ流して、
家中に痰吐きまくって、
道で血だらけになって倒れてて、
それを迎えに行って、
べろんべろんになった状態で警察に保護されて、
それを迎えに行って。
家にお金置いてたら確実に盗られてお酒に変わってしまって
その金がなくなるまでは地獄の日々。
だから、
お金盗られないように必死。
トイレにもカバンを持って入る。
寝る時も枕元。
お風呂はカラスの行水、
すぐに出ないと盗まれて地獄が待ってる。
これだけ用心してても盗まれたら
母に怒られる。
盗まれた私の心配ではなく、
地獄が始まることに対して怒られる。
…どないせいっちゅうねん。
寝る時も
物音ひとつで起きてたってちゅうねん。
階段をカサって登る音で
目が覚めてたっちゅうねん。
家のことは一切喋っちゃダメだって、
アルコール依存症過程あるあるルールも当然あった。
秘密秘密秘密…
の環境の中で生きてきて、
何考えてた?
何感じてた?
きみちゃんは何考えてるか
言うてくれへんからさっぱり分からないわ、
と言われても、
出すこと禁止されてきたんやから、
自分でもよーわからんわ。
泣いたら怒られるし、
叩かれても怒鳴られても
怖さなんて感じてたら生きてられへん。
母も
自分が殴られそうになったら
私を盾にするし。
私は私で
お母さんを助けたかった、
守りたかったから、
殴りかかろうとする父の前に立ちはだかって
母の盾になってた。
あの時も
本当は相当怖かったんやろうなぁ。
怖かったんやろうけど、
怖いなんて感じてたら
盾になんてなれなかったから。
なーーーーんも感じないようにしてたんやろうなぁ。
お母さんを守りたかった。
お母さんを助けたかった。
妹を守りたかった。
10年前に父がアルコールで死んでくれたお陰で
この神経すり減らす生活とはおさらば出来たけど。
心屋に出会ってからも
父が生きてたら
どう対処していいか分からんなぁ
と未だに考えてしまう。
死んでくれることでしか
解決方法がなかったと思ってしまう。
だけど。
らいくみさんのこのブログを読んで、
「あーーー、父はおばあちゃんに嫌われたくなかったのかぁ」
と。
確かに。
おばあちゃんはちょっと変わった人で、
自分の子どもでも孫でも
自分の言いなりになる人しか可愛がらなかった。
自分に意見する人、
自分に反論する人は
自分の子どもであっても
徹底的に無視して
縁を切るような人やった。
子どもたちも意地悪して意見してた訳じゃなく、
おばあちゃんのことを考えて意見してたのに。
そんな中、
うちの父だけは
おばあちゃんがどれだけワガママを言っても、
無茶を言っても、
常識外れなことを言っても、
おばあちゃんの言うことを「うんうん」って聞いてた。
おばあちゃんの味方になってた。
だから、
おばあちゃんは全ての子どもと縁を切っても、
うちの父だけは可愛がってた。
でも、
本当の愛情って感じでもなく、
「自分の味方をしてくれてる期間限定の愛」
だった。
それでも父は
おばあちゃんの愛を受けたかったんやろうなぁ。
********
母は母でめっちゃ共依存やったから、
文句を言いながらも
アルコール依存症の父の世話を
甲斐甲斐しくやってたなぁ。
…逃げる時は、
私たち子どもを置いて
自分一人だけで逃げてたけど。
母は自分を満たすことをせず、
全部お父さんのせいにして
ぷりぷりしてた。
お父さん死んでいなくなってからも
自分のことを満たそうとは全然してないけど。
お母さんからセロトニンが出てなかったから、
お父さんからもセロトニンが出なかったんやなぁ。
とまあ、
ここまでは分かるようになってきた。
もう二度と
あんな生活はごめんだわ。
乗り越えられないような気がして
今でも怖いわ。
その後私も
モラハラ被害者になっとるし^^;
でも、
今は私は
自分が幸せになる。
自分がご機嫌さんになって、
セロトニンを出す。
そして、
私の「今」の生活を幸せにし、
満たしていく。
父のアルコール依存症、
その時に感じた恐怖はまだ癒しきれてないけど、
この記事で少し
仕組みが分かった気がしたよ✨