初めに言うとく。
私は母のことがたまらなく大好きだ。
切なくなるぐらい
大好きなのだ。
恨む気持ちも憎む気持ちも
嫌いになることも
一切ない。
いっそ
嫌いになれればいいのに
憎くて憎くて仕方なくなれればいいのに
恨めればいいのに
って思う
そしたら
いくらかはラクになれるんじゃないか
とさえ思ってしまうほどだ
今も
書くだけで胸が苦しくなる
***********.
母と顔を合わせることになった。
気が進まなかった。
ここ数日のいろいろ
母に自分の気持ちを言わなきゃ
お金ちょうだいって言わなきゃ
…諸々諸々が
「しなきゃ」
になってて苦しかった
自分のために
「やらなきゃ」
自分の味方になって「あげなきゃ」
でも
怖くて怖くて
今までの経験から
言ったあとの母の反応が手に取るように分かって
ここでまた拒絶されたら
もう立ち直れない
そう思ったら
怖くて怖くて
目が覚めた瞬間から
胸がぞわぞわして
もちろん
相手がどんな反応をするかは
相手の自由
相手には相手の都合がある
それは重々分かってる
でも
どうしてもその反応に振り回されてしまう自分が想像出来てしまうのも確か
母に会って
ご飯を食べに行くことになって
でも
「今、お金ないからあまり使いたくない」
は言った。
そしたら
それは支払ってくれるつもりだったみたいで。
でも
そこで母に気を遣わせてしまったなぁ
とプチ罪悪感
ご飯食べる前から食べてる時も
ずーっと
言わなきゃ
やらなきゃ
で胸がいっぱいで
苦しくて
胸がざわざわして
息もしづらくなって
普通の会話すら出来なくて
結局
何も言えなかった
これで今日は終わりだなぁ
しばらく無理なんやろなぁ
言えない自分を責めて責めて責めまくりつつ
息子の散髪に行った
でも、
散髪後にトイレに行きたくなって
再び実家へ
無理矢理絞り出して何かを言おうとは思わなかったけど
(そういう時は期待がたくさん入ってしまうので)
寝転んでたら涙が出てきたので
その気持ちだけでも言うてみようと思った
そう
何も
気持ちの全てを一度に伝えなくてもいい
一つずつ
言えることを言っていけばいい
そう思って
言葉にしようとするけど
胸の辺りで言葉がきえていく
言葉を発しようとするそばから
言葉が消えていくのだ
これは昔からある感覚
言葉が消えていって
自分でも気持ちが分からなくなる
そのうち母が側に寄ってきた
イヤな予感
母のやってる宗教の手かざしが始まる予感
何度
イヤだと言っても
母はいいことだと思っているのでやってくる
やられること自体よりも
私が何度もイヤだと言っているのにやってくることが悲しい
私の気持ちなんてどうでもいい
と言われているような気がして
大事にされてないような気がして
とってもとっても悲しくなる
今日も
手かざしはしないでと言った
でも
母はひっそりとやってた
やってるはバレバレ
しばらく反応出来なかったけど
ようやくやめてくれ
と言った
母にしたら
良いことをしているつもりだから
何故私がこんなに嫌がるのか分からない
でも
何度も何度もイヤな理由も伝えてるのに
そこからは堂々巡り
私が気持ちを話しても
母は自分の辛さを訴えてくる
自分がどんな辛い思いをしてきたのか
自分がどれほど頑張ってきたのかを
ひたすら訴えてくる
…そう
母もしんどかったのだ
母も分かって欲しいのだ
それが子どもの頃から手に取るように分かっていたから
自分の気持ちを押し殺してでも
母の気持ちを受け止めてきた
母はいわゆる「毒母」というのとは違って
母もまた
私と同じ
お母さんへの報われない思いを抱き続けてるんだ
だからといって
自分の気持ちを押し殺して
ただただ母の気持ちを受け止めることに重きをおいてしまったら
今までと同じ
私は私の気持ちをちゃんと伝えよう
そう思って
私も衝動的に胸から飛び出る気持ちは出してあげた
でも
それは母にとっては衝撃で
それを受け止めることが出来なくて
そういう時に母は必ず
泣いて
別の場所に逃げてしまうのだ
あー
こういう人やったなー
また
私の気持ちは受け止めてもらえなかったなー
…絶望感…
私もいっぱい涙流しながら
再び母の顔を見た時
あー、
私、肝心な気持ち言うてないなー
私、お母さんのこと、大好きやから
ずーっとずーっと
大好きやから
大好き過ぎて
お母さんが宗教のことばっかり見て
お母さんが私よりも宗教の方を大事にしてる気がして
イヤやねん
淋しいねん
ヤキモチ妬いてるねん
だから
宗教だいっきらい!!
と言った
…私よりも宗教を大事にしてる気がして…のくだりは
今までも何回も伝えてきたけど
母はそういう時
フリーズしてシャットダウンするので
多分受け止められてない
聞こえてもいないから
何度も聞いてくる
私はひたすら
何度も何度も
お母さんが大好きってことと
お母さんには幸せで生きてて欲しい
お母さんが死ぬことを考えたら
不安で
淋しくて仕方がない
大好き過ぎて困る
ってことを伝えた
何度も何度も伝えた
お母さんに笑って欲しくて
お母さんに褒めて欲しくて
お母さんに喜んで欲しくて
子どもの時から今まで
ずーっと頑張ってきたよ
それだけだよ
それも伝えた
私も
泣いて泣いて
母の手を握りしめて
母が
「こんなん聞いてたら
胸が苦しくなってしんどいわ」
って言うから
苦しくなって欲しくないから
母の背中をさすりさすりして
でも
母の目はもう宙を舞ってて
私のことは写ってなくて
母は泣いてるけど
私の思いを受け止めて泣いてるんじゃないなぁ
ってことは伝わってきて
不安で不安で
「お母さん、嫌いにならないでね」
って泣きながら言って
それでも母からの言葉は
「嫌いにはならへんけど
悲しいわ」
やって
「私だって泣きたい時もあるから
これから一人で泣いて
全部忘れるから」
って母から帰ることを促されて
心配で心配で
自分の気持ちを受け止めてもらえなかったことよりも
母が苦しそうにしてる姿を見ることが辛くて
母を悲しませてしまったことが辛くて
「ごめん…ごめん…」
って何度も言ってしまった
母もいっぱいいっぱい
母は母なりに
ひとしきり泣いたら自分なりに整理をつけるんやと思う
明日には
ごめんの電話も掛かってくるかもしれない
でも
私は今日
誰のために
何をしたんだろう
と思ってしまう
自分のために気持ちをちゃんと言ってあげる
分かって欲しい
認めて欲しい
の気持ちを叶えてあげる
(相手がどういう反応をしたとしても)
だけど
今日言ってみて
「今の私」の中に残った感情は
こんなに母に辛い思いをさせるのなら
私が苦しんだ方がいい
って思いだった
私が消えてしまった方がいい
って思いだった
ちっともスッキリなんてしなかった
自転車漕ぎながら
そんな自分に
ごめんねごめんね
私の味方になってあげられなくて
本当にごめんね
って謝った
「今の私」はこんなもんだ
私の味方するって言ってても
やっぱり母を優先してしまう
「今の私」は
そうしたかったのだ
母の辛そうな姿を見るのが
たまらなく苦しいのだ
「今、この瞬間の私」は
今までと同じ生き方を選んだのだ
でも、
今までやってこなかった
その時出てきた気持ちは
母に対しても出せた
最後は
自分じゃなくて母を優先してしまったけど
それでも
母の悲しそうな顔を見て
胸が苦しくなりつつも
今まで言えなかった気持ち
出せなかった感情は出せた
全部ではないけど
こんなふうに言えたよー
Happyな展開になったよー
…みたいな明るい報告は出来ないけど
それでも
こうやって動けたこと
十分じゃないにしろ
言葉で言えたこと
それは私に○を付けてあげよう
100%私の味方出来なくてごめん
私のことよりも
またお母さんのことを優先してしまってごめん
辛いけど
挫けそうになるけど
すぐに消えたくなっちゃうけど
すぐに自分のことよりも母を優先しちゃうけど
こうやって意識を戻らせた時に
あなたの味方でいるってことを
その度に再認識するよ
ほんま、ごめんね
疲れた
友だちが昨夜
私の本当に叶えたい思いを掘り下げて見つけてくれたので
そのことも記事にしたかったんだけど、
順番が逆になっちゃった。
また書くけど。