母に話してみた。

あかんかった。

 

何度も何度も過去に感じてきた思いを

またまた感じることになった。

 

拗ねたまま、書いてみる。

 

 

 

あー、またそうやって逃げるんや。

また私から逃げるんや。

 

自分がしんどくなったからって

私を見捨てて逃げるんや。

 

やっぱり、

お母さんは私のことよりも自分のことでいっぱいいっぱい、

頼れる「きーちゃん」

お母さんを助ける「きーちゃん」のことは大事やけど、

お母さんのことを助けられない、

ダメな頼りない私のことは面倒くさいだけなんや…

 

 

中学生の時、

学校に行けなくなった。

自分でもなぜだか分からなかったけど、

それでも、

一度だけそんな私のために涙を流して泣いて抱きしめてくれたことがあった。

 

小さい頃から、

抱きしめられることも抱っこしてもらうことも殆どなかった私は、

母に抱きしめられて、

あぁ、この感覚をもっと感じられたら

この苦しみ、恐怖、不安が消えていきそうな気がする…

学校にも行けるようになる気がする…

と思えた。

 

でも、

それから間もなく、

母は宗教に逃げた。

自分の辛さ(娘が学校に行かない)から逃れるために。

それからは、私のことは振り向くことはなくなった。

 

父が酒乱で暴れまわって

家中に糞尿を垂れ流し、

ものを壊し、

暴力を振るう時も

「きーちゃん、助けて!!」

と真夜中でも私に助けを求める。

 

私は母を守った。

暴力を振るおうとする父の盾になって

体を張って母を守った。

 

でも、

母は私と妹を家に残して、

自分だけ宗教の場に逃げていった。

「あんたらには暴力、振るわへんから」

って…

 

なんで連れて行ってくれへんかったんやろう…

お母さんが逃げて行った間、

私、妹のこと、守ったよ。

怖かったよ。

殺されるかもって思ったよ。

私らには暴力振るわへんなんてこと、

ないよ。

 

それやのに、

なんで私ら置いて、自分だけ逃げていったん?

 

それでも、お母さんを守りたかった。

あの時は、

怖いという思いを感じないぐらい、

お母さんを守りたかった。

助けたかった。

 

 

大人になって、今度は私がパニック障害になって。

苦しくて、情けなくて。

 

でも、その時も

「こんなきーちゃんは、本当のきーちゃんじゃない!!

早く元の元気で明るくて、神様にすがってたきーちゃんに戻って!!」

って言われて。

 

あー、元気で明るくない、

お母さんのことを助けられない私は

お母さんには認められへんねや…

お母さん、好きで居てくれへんのや…

自慢の娘じゃなくなったんや…

でも、もう動けないよ…

大きな鬱に突入…

 

それからしばらく、連絡を断った。

初めての反抗。

 

 

ちょっと力が戻ってきたら

またお母さんを助けるきーちゃんに戻っていく。

そしたら、

またお母さんは喜んでくれた。

自慢の娘に戻って行ったらしい。

 

でも、

前みたいに完全に元気な訳ではないから、

たまーに母に不安を打ち明けてみる。

悲しかった気持ちも打ち明けてみる。

 

すると

「あー、私までしんどくなるわ…」

「もうしんどいしんどい」

と言って電話をがガチャン。

 

いきなり電話を切られること、

全てを拒絶されたみたいで、本当に辛くなる。

 

そのことだけは伝えなきゃ、と思い、

「いきなり電話を切らんといて!!

辛いから!!」

と何度か伝えてきた。

 

でも、

今日も「私がしんどくなるわ」のセリフを言って

やっぱり、いきなり電話を切って来た。

 

あんだけ何度も言ったのに…

やっぱり、自分が辛かったら電話切るんや…

滅多に話聞いて、なんてお願いしないのに、

ようやく勇気を振り絞って話したのに、

しかも、

ほんのちょびっと話しただけやのに…

 

岐阜に行くのが不安だよーーー

って言っただけやのに。

 

母は本当は自分のやってる宗教で解決させたい。

でも、

それは私が断固として拒否している。

 

私は、

宗教に解決して欲しいんじゃない。

ただただ、母に聞いて欲しい、

受け止めて欲しい、

怖いんやねーって言って欲しいだけ。

 

それやのに、

中学校の時に学校に行けなくなった時もそう。

宗教に丸投げ。

私のことはちっとも見てくれなくなった。

 

パニック障害になった時も

母は私自身を見ることなく、

宗教に全て丸投げ。

 

それがとても悲しく、その宗教を恨んで脱退するまでになった。

…一時は自分も

母が喜んでくれるから、母が宗教を頑張る私を認めてくれるからと

幹部を目指すほど懸命にやってきた宗教やったけど。

 

 

 

母は母で

祖母(母の母)からもらえなかった(と思っている)愛情を求めて

いっぱいいっぱいだ。

それは、

随分前から感じていた。

 

そして私もまた

母からの愛情がもらえていないと思っていて、

母の愛情を求めて飢えている。

 

あー、やっぱり私が甘えても母には受け止めてもらえないんだなぁ。

母の望むことに反することをしても、

母には受け入れてもらえないんだなぁ。

言うことさえ「しんどくなる!!」と言って

拒否されるんだなぁ…

 

どんどんと心が縮こまっていく…

あー、また気持ちが消えていく…

また言葉が消えていく…

 

私が不安を口走ったらダメなんですか?

私はいつも強くなくちゃダメなんですか?

私はいつもお母さんを助ける存在でいなくちゃ、価値がないんですか?

 

 

今までは拗ねモード全開で

「もういいわ!!もうお母さんには話さへん!!」

って言っちゃうんだけど、

でも、

何度、こういう言葉を投げかけられても、

ガチャンって電話を切られて辛い思いをしても、

やっぱり、お母さんに聞いて欲しいんだよ…

 

だから、

今回は口から出掛かった「もういいわ!」の言葉は

ぐっと飲み込んだ。

本音じゃないから。

あ、拗ねて言いそうになってる、って気付けたから。

本当は、やっぱりお母さんに聞いて欲しいと思ってるから。

 

こんな状況でも拗ねた態度を取らなかった私、

むちゃくちゃエライぞ。

 

母にはきっと、通じてないけど。

ここではこうやって、拗ねてみてるけど。

 

 

今は悲しみや絶望が大きいからか、

「怖い」の感情は収まっている。

明日になったら、どうなってるのかな。

目が覚めたら、また、ゾワゾワしてるのかな。

 

 

お母さんには、永遠の片思い・°・(ノД`)・°・

 

…私もまた、

子どもたちに同じことをしている気がして、怖い…