引っ越し業界も

この大不況で大変みたいだ・・・



うちのような

殆ど荷物のない、

超近距離の引っ越し・・・



きっと

金額的には大した額にはならない客だろう。



そんな引っ越しであっても

引き受けなくては死活問題・・・?!


ってことはないとは思うんだけど


それでも引き受けないとやっていけないのかい・・・?!

と思ってしまうような

引っ越し業界の裏事情を見てしまった気がする・・・





細かくは書けないけど、

人の良さそうなB社の中年営業マンは

自分の会社が第一社目の見積もり業者だと確認してから

私にとんでもない条件?サービス?を出してきた。



他の業者の見積もりを断ってくれたら

こんなサービス?をしますから、と・・・



そのサービス?の内容自体も

私の心臓をドギマギさせるのに十分なものだった。

(細かくは書けないけど、

 えっ、こんなことしていいの?!ってことだった・・・)


その内容だけでもドキドキなのに、

さらに

他の業者の見積もりを断れ、と?!



だって、

もうこっちへ向かってるんだよ?!


間もなく

ここへ着くんだよ?!


もうここへ向かっていて

間もなく着こうとしているのに

どうやって断れっていうの?!

何て言って断るの?!



それを

私にやれ、と?!




そういったことを

しどろもどろになりながら言うも、


「大丈夫ですって。

 この業界では良くあることなんですよ。

 私もさっき、

 先を越された別の業者に

 もうここに決めたからって

 見積もりせずに断られたところなんですよ」


って・・・




そう言われても・・・



私は「断る」ってこと自体が

とっても苦痛なんだって・・・!!



ACだからか、

そういうのが超苦手なんだって!!


だから

今までの引っ越しなんかでも

見積もりすること自体に

慎重に慎重になってて・・・


強く勧められたら断れなくなるから

極力、

来て貰っての見積もりは

しないで済むようにしてきたのに・・・





あぁ、

今回は3社以上見積もりってことで

少し

焦っていたのかもしれない・・・



まさか、こんな展開になるとは・・・




私のドキドキは

さらに続く・・・






それでも

「でも・・・」


とドギマギしている私に・・・


・・・心の奥では


「早く次の業者さん、来てくれ!!」

と叫んでいる私に・・・




人の良さそうなB社の営業マンは

断りの電話を入れるように言ってくる。





途中で

私はメンタル面の病気持ちだから、

このようにドキドキする状態が病状を悪化させるから

やはり普通にやって欲しい、

ということも伝えた。





だけど、人の良さそうなB社の営業マン殿は



「私が代わって

 断りの電話を入れましょう」



と言って



私の携帯から

さっさと見積もり断りの電話をA社に入れてしまった。



私は

自分が断りの電話を入れなくても済んだ

ということには安堵した。



もちろん、

それが目先だけの安堵だとは分かっていたけれど。





それでも

追い込まれていた私には

一つずつでも

安心できる状態が欲しかった。






結局、

B社の営業マンは

仰天するサービス?と条件?をしっかりと提示して、

それに基づいた見積もりを日曜日に持ってくる

と言って帰っていった。





B社の提示してきたサービス?は

ある意味では

非常に有難いサービス?なんだけど・・・


(でも、

 私には受け入れられない・・・

 心臓が爆発しそうだ・・・)






田舎から出てきたばかりで

人の良さそうに見えた中年営業マンは



実は

超やり手の営業マンなのかも知れない・・・






でも、

引っ越し屋とのやり取りはこれでは終わらなかったのだ・・・






(続く)