父の葬儀は
7日(木)11時から行われた。
通夜は
前日6日(水)19時から。
父は3日に亡くなったから
亡くなってから
3日以上も日にちが空いてしまった。
それは
一つに
父の死が「自宅」でだったこと。
3日の20時前に救急車で病院に運ばれたけど、
救急車が来た時も
搬送中も
病院に着いてからも
父は息をしていなかった。
救急隊員の方も
病院でも
息を吹き返すように
いろいろと処置をしてくださったみたいだけど、
父は
家の風呂の中で息を引き取っていたらしい。
そういう場合、
病院が死んだ場所じゃないので
死後も病院から死亡診断書が出せず、
警察が来ての聞き取り、
その後は
自宅に戻っての実況見分・・・
等々を行う。
そして
事件性が無いことが警察によって確認されたら
そこで
市の担当(?)のドクターが
検案書
みたいなのを作るらしい。
でも、
この検案書が
即発行できない。
父の場合も
次の日・・・4日の10時以降に取りに来てくれ
・・・そう言われた。
4日に書類を貰っても
その日に通夜と言うのは難しい。
・・・実際、
葬儀屋が市役所に手続きに行くも、
この時期は無くなる人も多いらしく
(何故だ?!)
すでに
火葬場がいっぱい・・・
だから、
5日に火葬場は使えなかった。
5日通夜で6日告別式という案は
6日が「友引」ということで
親戚から苦情が殺到で断念・・・
で、
6日通夜で7日告別式という日程にまで
延びてしまった。
検案した医師によると
父は「溺死」ではなかったらしい。
私らはてっきり
父は風呂の中で眠って
そのまま沈んだのだと思っていた。
でも、
父は殆ど水を飲んでいなかったらしい。
これは
先に心臓がキュッと止まって、
そして
ブクブクと沈んだのだ、
ということを物語っているらしい・・・
冷たい部屋から温かいお風呂場へ・・・
しかも、
お酒を飲んで入浴・・・
心不全?なんだって。
眠ったままお風呂に沈んでいたら
さぞ
苦しかったろう・・・
と思ったけど、
いい気持ちのまま、
直前まで歌を歌ってて
それで
キュッと心臓が止まって・・・
父も苦しまずに逝けたのだろう・・・
父の死に顔は
とても穏やかで
いつまでもいつまでも
眠っているかのようでした・・・